Frontier Story

笑顔とコミュニケーション
強みに

戸建住宅事業・資産活用事業
2017年入社/日本大学卒

齋藤 那実Saito Nami

首都圏営業本部 設計建設CS統括部
建設推進部 検査課
検査員
二級建築士

Frontier Storyフロンティアストーリー

待望の検査員になれるまで

もともと就職活動の時から、現場で働きたいという思いがあり、ミサワホームの面接でも「現場に出たい」と話していたました。

実は検査課への異動の話が出た際に、上司の方が「本当に現場に出して大丈夫?」と何度も確認してくださいました。現場は汚れるし危険も多いので、「本当に女性を現場に出していいのか」ということを考えてくれていたようで、きちんと道筋をたてた状態で異動の内示をしてくださいました。

通常は現場の経験を積んで検査員になる社員がほとんどいる中、入社3年目の私がいまの立場にいるのはとても珍しいことだと思います。実際に検査課では、30人ほどいる中で女性は私1人。しかも年齢が1番近い方で20歳も上なんです。そんな中に入っていくわけですから、最初は不安もありました。でも今では、一検査員として接してもらえるので、非常にありがたく思います。大先輩の方々ばかりなので、どんなことを聞いても知識が豊富なのでとても勉強になっています。

私の強みは育った環境と笑顔

基本的に私よりも年上の人しかいないのですが、それも気にせず積極的にコミュニケーションを取っていける点は私の強みだと思います。私の地元は地域の交流が盛んで、家族ぐるみの交流がたくさんあり、目上の方と接する機会がすごく多いんです。実際の検査ではベテランの方々に指摘をするのは恐れ多いのですが、地元で日常的に目上の方と話をしていた経験が今では仕事に役立っていると思います。

また「笑顔」も私の強みのようで、そのおかげで私のことを覚えてくれる職人さんが多いです。

検査員にはコミュニケーションが大事

検査員にとって大切なのはコミュニケーションです。検査では女性にはなかなか届かないところなど、どうしても職人さんや工事主任の方にサポートしてもらわないとならない時があります。業務を遂行していくにあたり、男性よりも女性の私はコミュニケーションを大事にしなければならないと感じます。そういう意味でも女性としてのポジションを構築していけたらと思います。

自分の成長を実感できるとき

営業だと「何棟成約した」という数字として成果が見えますが、技術系は数字では残りません。そんな中で私が「ステップアップしてきたな」とか「もっと頑張ろう」とかと思えるのは、知識が身についたことを実感できるときです。

会議では「こういう事例があったんだけど、こういう時にどう直していくか。」といった詳細なところまで議論します。入社した頃は、用語一つ一つが難しくて、何を言ってるのか全くわかりませんでした。それが少しずつ話に参加できるようになって、「言っている内容がわかる」と感じたり、共感できたり、話に賛同できるようになってきたときに「知識が身についてきたな」と実感しますね。また、設計の時にはわからなかったことが、検査員として現場で実物を見たときに「あれはこのことを言っていたのか」という発見があるんです。そういう時にも自分の成長を感じます。

女性にとって検査員の仕事とは

女性として現場に出るにあたり、身体的に難しいこともあります。私は女性の中でも身長が低いほうですので、配筋検査の時などに高さのある型枠をまたいだりするときが大変なんです。住宅が密集している地域は、隣地との間隔がとても狭いので回り込むこともできません。

今後、私が検査員として独り立ちして現場に向かうとき、どうすればスムーズに検査できるのか、それを一つ一つ試行錯誤しながら「私にできる手法がないか」と模索しているところです。さまざまな道具に頼ったり職人さんにも協力いただいきながら「女性でもできるよ」という姿を見せられたらいいなと思っています。

品質の良い住宅を提供するためには、小さなことにも気がつく「女性の目が良いのではないか」という考え方に会社も変わってきています。女性だからといって萎縮せず、どんなに小さな点でも指摘できるように成長できればと思っています。

※所属部署は取材当時の部署を記載 

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