毎年、産卵時期には同じ巣に戻りますが、他のハクトウワシが先に巣を占領していることも。特に殺菌性の高い針葉樹などの葉を中央に集めて増築を行うため、巣は年々大きくなります。厚さ約6m、幅3m、重さ2tになる巣もあるのだとか。その時々の住民のライフスタイルによって、過ごしやすさを追求し、リフォームを重ねる姿勢には強いこだわりを感じますね。
ハクトウワシの眼球の中には櫛状体（しつじょうたい）と呼ばれる、目に映るモノをくっきりと認識する組織があります。そのため、高度1000ｍから、5km先にいる獲物などを見つけることができます。一説によると、人間の網膜の視細胞の数が約20万なのに対し、ハクトウワシは150万。つまり、ハクトウワシは人間の約8倍眼が良い可能性があります。ハクトウワシにはどんな世界が見えているのか気になりますね！
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