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エナガの周辺環境を計算し尽くした快適巣まい

エナガは、古い桜の木の枝別れしたところに、
ガのマユの糸でコケなどをドーム状にまとめ
中にたくさんの羽を入れた断熱効果の高い巣をつくります。
こんもりふくらんだドーム状にすることで、
カラスなどの外敵は桜の木のコブと勘違いし、
巣の存在に気づかないのです。

日本の里山の巣まい
この巣まいの住人
エナガ エナガ科エナガ属

体重がたった10gと非常に軽く小さな鳥。
尻尾が長いのが特徴で、名前の由来になっている。
昆虫を食べるほかに、樹液も好んでなめる。

全長:約14cm 生息地:ヨーロッパから日本にかけて広く分布

巣まいの中は?

同じ1本の木でも、巣をつくるところによって風向きや日当たりが違うため、巣の入り口の向きを変えたり、巣を横長にしたり工夫を凝らしています。もしかすると、皆さんもお花見で気づかぬうちにエナガの巣を見ているかもしれませんよ。

巣のつくり方

エナガの素材集めがとっても大変な巣のつくり方!?

巣をつくる場所に採ってきたコケを足で踏んでくっつけます。

ガのマユの糸を外側と内側と交互にひっかけて、コケの壁を周りに積み上げていきます。

半分以上積み上げると先端向かって細くしていき壷の形をつくっていきます。

最後に屋根をつくり、出入り口を風向きにあわせて横向きにします。最後に中に羽を入れ温かくして完成です。

エナガもびっくり!「微気候デザイン」

日本の心を育む

ミサワホームは、「自然エネルギーのデザインも住まいづくり」
と考え、周辺環境を生かしたデザイン設計を行っています。

自然の力を利用しながら夏涼しく冬暖かく暮らす「微気候デザイン」。微気候とは、生活に深く関わる住まいとその周辺の空間の気候を指します。風が流れにくい領域を少なくするため、地域ごとの風向きを把握し、風の入り口は風洞で低く、出口は高窓で高くし、高低差による効果的な温度差換気(排熱)を実現。また、植栽、軒や庇の出し具合を調整することで、冬は日射を室内に取り入れ、夏は直射日光を防ぐなど、自然の力をデザインすることで快適な住まいづくりを行っています。

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