継承してきた広い土地を守り続けるためのプラン
今回訪問した物件のオーナーさまは、普段は会社員として働くサラリーマン大家さんです。他にも相続を受けて賃貸住宅を経営されています。今回の物件は川崎市の小田急線沿線駅から徒歩15分。ご実家があった約1500㎡の敷地に8棟の重層長屋が完成しました。
「土地活用のきっかけは、両親が亡くなって、固定資産税の負担が重く、税金対策を考えたことです。先祖代々、受け継いだ土地を売却したくないという気持ちが強く、守りながら節税する術を模索しました」。
区画整理が行われる以前の山だった状態から、ご家族でこの土地を守ってきました。税理士に相談をしながら、賃貸住宅を建てようと決心したものの、予期せぬ問題に直面することに。
「地区計画によって、150㎡の区画を作り、各区画2世帯までしか建てることができないことが分かったのです。大きな建物が建てられないため、どんなものを建てたらいいのか。懇意にしていたセレサ川崎農業協同組合さんに相談しました」。
そこで紹介を受けたのがミサワホームを含めた3社でした。
魅力的な外構の計画で子育て世帯を呼び込む
ミサワホームから重層長屋のプランを提案されました。
「ハウスメーカー3社から比較検討を行いましたが、収益性や将来性はもちろん、ミサワホームの街並みを作るというコンセプトに惹かれました。外構を素敵に整えることで、広い敷地を活かすことができ、子育て世帯が住みたくなるような街並みができると思いました」。
保育園や小中学校に近く、駅前には大型スーパーがあります。ファミリーの入居ニーズがあることも分かっていました。
「妻と一緒に相談しながら、床材や窓枠などの仕様を決める打ち合せは、自分の家を作っているような感覚で楽しめました」。
外壁や内装は、それぞれ棟ごとに少しずつ色彩やデザインを変え、個性を持たせました。
管理の手間を省くことも本業と両立させるカギ
敷地の中央付近にあるメインツリーは、もともと実家の庭にあったハナミズキを残したもの。他にも実家にあったお稲荷さんを残しています。
「外構は、景観のために重要ですが、住む人の手間になってはいけません。その中で思い入れのある木やお稲荷さんを残せたのは、嬉しいですね」。
駐車場は10台分ありますが、数を減らし、もう1棟建てることもできました。そうしなかった理由は相続税対策として、駐車場の敷地を売却できるようにとの配慮からです。
「物件管理は、融資を受けているセレサ川崎農業協同組合の専任業者さんで20年一括借上制度を利用しました。長期に渡り空室の心配がなく、日ごろの管理までしていただいており、とても助かっています」。
サラリーマン大家さんにとって管理の手間を省くことは、とても重要であることが分かった今回の事例でした。