「葛飾のソトカベ 」 ~ Case Study 新しい暮らしが生み出す街並みの可能性 ~ クリップ クリップ解除
designer:
加藤 公太kouta katouデザイナーを見る
東京都
- 構造・工法:
- 木質系パネル
- 用途:
- 住宅
コンセプト
「葛飾のソトカベ 」 ~ Case Study 新しい暮らしが生み出す街並みの可能性 ~
建築概要
葛飾の家は、自然あふれる水元公園に隣接する恵まれた住環境ではあるが、南側に道路があるため、そこには当然、多くの人や車が行き交い、カーテンを閉め切ることなく、心からリラックスできるような住まいをイメージすることは難しい。この計画においては、南道路の敷地で「あえて南道路に面して窓を設けない」という選択をしている。地域(マチ)と住宅(ウチ)との境に建物と一体的な囲い”ソトカベ”を設けることで、通りに対し危険性の高いブロック塀を必要としない、安心感のあるマチ並みにすると共に、外の視線を抑え自然な形でプライバシーを確保、明るく開放的な”ウチソト”空間を生み出している。そこは、ウチの空間を拡張する場所、ウチから季節の移ろいを楽しむ場所、ふらりと訪れたヒトを気軽にもてなす場所、様々なアクティビティとコミュニティーを内包し、適度な距離を保ちつつマチとの交流を持てる場所となる。そして、植栽とほんのりとした生活の灯りが溢れる”ソトカベ”の開口は、マチに明るさと色彩を与え、住人と行きかう人々にも心地よいマチ並みとして、マチと人と自然をつないでくれる。新しい暮らしが生み出す街並みの可能性として、”ソトカベ”から生まれる空間の役割とは何か、単なる空隙ではなく可変性のある空間がどのようにマチとの関係性や生活の質を変化させるのか、この場所でケーススタディとして模索している。