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防耐火性

火災に強い住まい

※1 試験体の左半分は、耐火ガラスを設置して実験を行っています。

全国の建物火災の発生頻度は約15分に1件。

火災の多くは、操作ミスや消し忘れなど、室内からの出火が原因です。

全国で1年間に6万件以上も発生する火災。
その半分以上の約3万3000件が建物火災です。そのうち、出火原因が特定できるもののみ(20,896件) を見てみると、コンロやストーブ、電気機器など、屋内からの出火が6割以上を占めていて、放火などの外的な理由による火災を上回っています。
火事による被害から家族と住まいを守るには、放火やもらい火など、外的要因による火災を最小限に抑える工夫はもちろん、屋内から火を出して しまっても、炎の燃え広がりを防ぎ、被害を最小限に抑えることができる高い防耐火性が必要です。それだけでも住宅火災による人的被害を抑えることに つながるのです。

実大建物火災実験で証明された、ミサワホームのすぐれた防耐火性。

ミサワホームは防耐火性能の確認のため実大建物火災実験を実施。
点火後約10分間、家具などが燃えたものの建物自体には燃え広がりませんでした。火は30分経っても点火した室内にとどまり、自然鎮火しそうになったほど。 隣室へ燃え移ることもなく、ミサワホームの住まいはきわめて延焼しにくい構造であることが確認されました。

※2 平成17年消防白書による。

建物火災の主な出火原因

実大建物火災実験では、途中で自然鎮火しそうになり窓を壊して通風をよくしたほど、延焼しにくいことが実証されました。
(1981年 協力:社団法人プレハブ建築協会・日本建築防災協会)

延焼を抑える「ファイヤーストップ効果」は、構造・工法の違いにより大きな差があります。

横芯材が高いファイヤーストップ効果を発揮。

炎は壁の中に入ると天井裏や上階に燃え上がり、被害が広がります。これを防ぐため、壁の中に「ファイヤーストップ構造」を施しますが、 構造や工法によりその効果には大きな差があります。格子状の芯材で内部が細かく区切られたミサワホームの木質パネルは、横芯材がすぐれたファイ ヤーストップ効果を発揮。

ファイアーストップ効果の比較(イメージ)

ミサワホームのファイヤーストップ構造は効果的に火災の拡大を抑えます

実験でも明らかなファイアーストップ効果。

横芯材が密に入っているミサワホームの木質パネルと入っていない壁を同様に加熱※4し、それぞれの中央部分の壁体内温度を測定する比較実験を実施しました。木質パネルの横芯材直上の温度は実験終了まで100℃未満を維持しましたが、横芯材が中間部にない壁の同位置の測定点では、加熱開始後すぐに温度が上昇し始め、約30分後には100℃に到達、以後も上昇し続けました。火災の95%が通報から15分以内に消火開始されますが、これには通報までの時間経過は含まれません。延焼の拡大を防ぎ被害を最小限に抑える、より高いファイヤーストップ効果のある構造体であるほど大きな安心が得られます。

ファイヤーストップ効果のある横芯材が試験体上部への延焼をストップ

ファイヤーストップ効果のある横芯材が試験体上部への延焼をストップ

壁内温度の比較実験  左:木質パネル/右:横芯材がない木造住宅の壁

壁内温度の比較実験 左:木質パネル/右:横芯材がない木造住宅の壁

※3 両面合板仕様の壁パネル以外は除く。
※4 ISO834標準加熱曲線による。

ファイヤーストップ効果による壁内温度の比較実験

表:ファイヤーストップ効果による壁内温度の比較実験

ミサワホームは省令準耐火構造。都市の厳しい規制にも柔軟に対応します。

石膏ボードは水蒸気で延焼を抑える不燃材。

省令準耐火構造のミサワホームは、厚さ12.5ミリの石膏ボードを内装下地材として天井、壁に設置しています。石膏には約21%の水分が結晶水のかたちで 含まれており、火災時に高温にさらされるとこの結晶水が熱分解され、水蒸気になって放散されます。その結果、壁内部や隣室への延焼防止に大きな効果 を発揮します。

石膏ボードを加熱し続けると、水蒸気が発生し温度上昇を抑制。壁内部への延焼を抑えました。

石膏ボードを加熱し続けると、水蒸気が発生し温度上昇を抑制。壁内部への延焼を抑えました。

実際に火災にあったキッチン。石膏ボードをはがしても構造体への延焼はありませんでした。

実際に火災にあったキッチン。石膏ボードをはがしても構造体への延焼はありませんでした。

準防火地域には「準耐火構造」で対応。

ミサワホームは、隣家からの類焼にも万全の対策を施しています。隣家が出火した場合、3m離れていても約840℃の熱にさらされることになりますが、 ミサワホームは防火構造の外壁や軒天、不燃の屋根材や外装仕上げ材が標準仕様。近隣からのもらい火にも強い住まいです。また、都市部などの準防 火地域に対応する「準耐火構造」への仕様変更も容易に可能です。

火災家屋からの距離と温度

コラム
燃えない断熱材と、燃える断熱材。
住宅の断熱材は大きく「繊維系」と「発泡系」に分かれます。「繊維系」の代表はガラス繊維でできたグラスウールと、玄武岩などが主原料のロックウールです。ミサワホームは壁・床・屋根の断熱にこれらを使用しており、ともに不燃材で有毒ガスも出ません。 一方、「発泡系」の断熱材は、不燃性、難燃性、自己消火性などがあり、使用温度帯が100℃以下(100℃以上で体積の減少あり)のものが多く、なかには黒煙や有害ガスを発生するものもあります。使用部位などにはよく留意する必要があるといえるでしょう。

工場の生産ラインで不燃のグラスウールがすき間なく充填される壁パネル

工場の生産ラインで不燃のグラスウールがすき間なく充填される壁パネル

用語解説
省令準耐火構造
外壁および軒裏を防火構造に、天井および壁の室内に面する部分を石膏ボードなどの不燃材料にして高い防火性能を持ち、住宅金融公庫融資対象として承認された構造。
石膏ボード内の結晶水
畳1枚サイズの石膏ボードには約2.5リットルもの結晶水が含まれている。たとえば、氷に炎を吹きつけても全部溶けるまで氷の温度は0℃以下を保つのと同じで、熱分解により結晶水がすべて放出されるまで、石膏の温度は一定温度以上に上昇しない。
準耐火構造
主要構造部(壁、床、屋根など)を準耐火構造とするなど、耐火構造に準ずる耐火性能を持つ構造。
不燃性断熱材
継続して燃えない性質をもつ断熱材のこと。
難燃性断熱材
燃焼速度は遅いものの、一定時間は燃え続ける性質をもつ断熱材のこと。

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