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天然の木を超えた特性

「M-Wood」の素材感と性能

木材には、「独特の風合いがある」「加工しやすい」「強度の割に軽い」といった長所があります。その一方で、自然素材であるために、鉄やプラススチックなどとは性質が異なり、「不均一である」「割れる」「反る」「腐朽する」といったデメリットもあります。

写真: 「M-Wood」の利用のイメージ

「M-Wood」の第一の特長は、木そのものを利用しているため、見た目も感触も木と変わらず、表面の木目模様は本物の木材のような変化に富み、どれひとつとして同じものはありません。そのうえ、耐久性、耐水性など天然の木にはなかった、すぐれた品質と性能を実現しています。また、従来の突板やラッピングと異なり、傷が目立ちにくく、はがれる心配もありません。押し出し成型による第1次加工で製品化されるため、部品の精度が高く、同じクオリティーをすべてのものに再現できます。

「M-Wood」の加工性

さらに加工性にもすぐれています。木材と同じように、切削、研磨加工、穴開け加工、接着剤加工、塗装といった2次加工ができるうえに、木では難しい曲線的なデザインを押し出し成型で生み出すことを可能にしました。たとえば、階段の手すりやトイレのL字バーを連続仕上げにできるのがその一例です。握りをかえずに手になじんでくるデザインは、お年寄りや子どもたちの生活に安心感を与えてくれるやさしさを備えています。こうしたことが容易にできるのも、木材の加工性を持ちながら、プラスチックの加工性も兼ね備えた「M-Wood」ならではの特性といえます。今では、自動車用内装材や厳しい寸法精度を要求される精密機器、時計、ノートパソコンなどの家電、オフィス機器、文房具、玩具とその用途は広がっています。

写真: 「M-Wood」のすぐれた加工性のイメージ

「M-Wood」の四つの特性

図: 「M-Wood」の四つの特性

多くの分野で利用される「M-Wood」

ミサワホームが開発した新しい木素材「M-Wood」は、住まいに採用することで高い評価を得て、今では住宅以外のさまざまな分野で生かされるようになりました。最近では能舞台、アパレルメーカーが展開している店舗内装材、さらに「音の反響が良い」という特性をいかしてスピーカーやヘッドホンの部材としても採用されています。規模の大きな例では、共同開発された、JRの寝台特急列車「サンライズエクスプレス」の車両内装があります。「M-Wood」の風合いが、乗客にやすらぎを提供できるという特性が高く評価されました。これは1998年に完成し、すでに走行を開始しています。振動や揺れに対しても、確かな安全性が実証されています。広く産業界でも評価され、グッドデザイン賞の輸送機械部門の金賞を受賞しました。ミサワホームの木素材「M-Wood」は今後ますます、さまざまな分野で活用できるようになることでしょう。

写真: JR寝台特急の「M-Wood」

R寝台特急の「M-Wood」

写真: 「M-Wood」の能舞台

「M-Wood」の能舞台


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