東京都 Kさま邸
車が好きでガレージハウスに憧れていたというKさま。お義母さまとの同居を機に、1階を親世帯とビルトインガレージ、2階を子世帯にした二世帯住宅を新築し、夢を実現されました。
購入された土地は道路に接する間口が狭く、通路の奥に敷地が広がる旗竿地でした。その形状を逆手に活かした斬新なファサードが印象的です。奥まった敷地に中庭を抱くようにL字型に建物をつくり、道路から見える手前の位置にブリッジ状に建物を架けて、お住まいの「顔」に仕立てています。道路から見ると、まるでブラウンの箱が浮いているかのよう。ブリッジの下をくぐると、ヨーロッパの石畳を思わせる広場のような中庭が現れ、ビルトインガレージへとつながります。 Kさまの寝室と書斎をガレージの続きに配置したのもこだわりのポイントです。「気軽にガレージに出てメンテナンスができるので、愛車とふれ合う時間が増えました。書斎でテレワークや読書をし、夜はベッドからダウンライトで照らされた愛車を眺めるのが喜びですね」とKさま。 一方、茶道をたしなむ奥さまの憧れを形にしたのがブリッジに設けた離れ感覚の茶室です。水屋やにじり口も備えた本格的なしつらえで、「いつか友人を招いてお茶会を開きたいですね」とにっこり。 2階に広がるLDKはご家族みんなが集まる団らんの場。床付近まであるワイドな窓から光がふんだんに差し込み、木目の勾配天井が落ち着きを醸し出しています。 「明るさも心地よさも満点。窓から中庭を見下ろせるのも気持ちが良くて」とKさまの笑顔がはじけました。
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