ASMACI×浦安プロジェクトは、単純に病院移転をするのではなく、
ミサワホームが保有・運営する複合商業施設を併設し、一体開発したプロジェクトです。
医療法人社団やしの木会浦安中央病院・浦安市・京葉銀行・ミサワホームの4者で協定を結び、
「医療・介護・子育て・防災・住まい・商業」の複合拠点を整備することで、
地域活性化につなげる取り組みを目指しています。
少子高齢社会である現在、単純に病院を建替えても集患力向上は期待できません。
持続可能な病院経営のためには、病院周辺を人が集まる環境にしていくことが必要となります。
浦安東野複合施設は、共働き世帯が安心して子育てできる環境づくりとしての認可保育所や病児保育、高齢者の身近な相談窓口である地域包括支援センターなどが整備され、病院を中心に「医療・介護・子育て・防災・住まい・商業」機能が一体になった生活の核となる拠点、地域住民が健康で豊かな生活を送るためのスマートウェルネス拠点としてオープンしました。
ミサワホームは地域が必要とする複数の機能を集約して整備し、
連携させることによって"多世代の人々が集い賑わう未来型のまちづくり"を行っています。
このような未来志向のまちを、「明日を楽しく」「明日を元気に」の思いをこめてASMACI(アスマチ)と名付けました。
ASMACI×浦安プロジェクトでは、地域に必要な機能を備えた複合施設を、病院に併設して一体開発しました。
ミサワホームは病院に併設した複合施設を保有・運営することで、「追加コストをかけずに病院の周辺環境を整える」ことを可能にしています。
病院周辺の環境づくりが重要な今、ミサワホームが「まちづくり」をお手伝いします。
浦安中央病院には、「既存建物の老朽化」「移転用地取得の資金調達」という課題がありました。
また浦安市は、計画地周辺に20~30年前に整備された住宅が多いことから、今後の高齢化に備え高齢者の相談窓口開設ニーズを抱えていました。また子育て世代も多く、待機児童の問題もありました。
そこで、地域包括支援センターの整備、子育て拠点の強化を計画していましたが、「作るだけでなく継続して利用していただだくための環境整備」という課題も解決しなくてはなりませんでした。
ミサワホームは現在建築だけでなく、これまで長年住まいづくりをお手伝いしてきた経験を生かして「まちづくりの総合企画・コンサルティング事業」「アセット・マネジメント(不動産保有)事業」「デベロッパー事業」を合わせ自ら事業主としてまちづくりを行っています。
ミサワホームは浦安プロジェクトでこれら全ての役割を担い、「地域の課題を解決するまちづくりの総合企画」「病院隣接の複合商業施設の保有」「浦安中央病院の跡地買取・開発」を行いました。
複合商業施設の企画により人が集まる持続可能な病院経営、さらには病院跡地開発による連携事業が可能になるとともに、浦安市に必要だった「地域包括支援センター」や「子育て拠点」を複合商業施設内に整備することにより、「継続して利用していただくための環境整備」という課題も同時に解決することができました。
また、ミサワホームが浦安中央病院の跡地を買い取ることで、浦安中央病院の「移転用地取得資金の調達」という課題も解決されました。
複合商業施設の上層部には「シニア・子育て世帯配慮型賃貸住宅」を整備し、ご自宅での生活に不安を覚える高齢世帯の早めの移り住みや、子育て世帯が安心して便利に暮らせる住まいを実現しています。
また病院や地域包括支援センターが近く、病院跡地には介護施設も整備されることから、高齢者の方々の「ここに住みたい」という要望に応え、病院と複合商業施設の隣接地に「シニア向け分譲マンション」の整備も予定しています。
「ママカフェ」「認知症予防カフェ」「自立支援カフェ」など多世代・地域住民の輪が広がる地域交流スペースも設置予定です。
病院・商業施設などの機能が充実した場所で、安心して便利に暮らしたいシニアの方々向けの住まいです。
複合商業施設との連携で職員も働きやすい環境を目指しました。
売店機能を、隣接する商業施設で補うことにより、利便性を保ったままコンパクトに設計することが可能となりました。経営的にも、隣接の複合商業施設と連携することで、より集患力の高い持続可能な病院となっています。病院だけでなく、その周辺のまちを一体でつくる浦安プロジェクトは、病院建替えの次世代スタンダードとして注目を集めています。
●浦安中央病院 外部サイトへ
病院にない調剤薬局・売店機能・軽食スペース機能をプラスし、より便利に。
ファミリーマートとヤックスドラッグの㈱千葉薬品が一体となり、利便性をかねたコンビニエンスストアと必然性を備えた調剤薬局とを一体で提供しています。浦安中央病院には売店がなく、その役割は隣接するこの調剤薬局一体型コンビニが担っています。地域にお住まいのシニアの方や病院の利用者様の生活に寄り添う商品を展開予定です。
浦安市の指定金融機関の出張所として「京葉銀行」のATMが設置されています。病院、複合商業施設利用者・職員に加えて、賃貸住宅にお住まいの方、地域住民の利便性の向上に寄与します。
認可保育所・小児科診療所・病児保育室を一体整備。
共働き世帯も安心して子育てできる新しい子育て拠点が誕生しました。
NPO法人i-netが運営する複合商業施設2階の保育園には、大きな窓のある明るい保育室、元気にあそべる屋外テラスがあります。保育室内には無垢の木材を使用し、柔らかな肌触りや木の匂いといった子どもの五感への刺激や、あたたかな雰囲気を大切にしました。園の入口には、子どもたちとご家族、地域の方との交流スペースも設けて地域とつながり子育てできる環境を目指しました。
院長自身の育児経験・現場経験を生かし、適切な診断・治療による、患者様とご家族への負担が極力少ない理想の医療を目指して開業されたクリニックです。また保育園・病児・病後児保育施設に併設して連携を図ることで、安心して育児ができる環境整備に貢献しています。
浦安中央病院が運営する病児・病後児保育室です。
複合商業施設内にある小児科クリニックとの連携で、元々実施していた病後児に加えて病児対応の保育室に生まれ変わりました。利用定員も4名から6名に増員し、地域の子育て世代のニーズに寄り添った施設となりました。
浦安市が運営する、地域住民の相談窓口。病院・複合商業施設と一体整備で、継続して利用しやすい便利な環境に
浦安市が運営する地域包括支援センターでは、地域住民の相談窓口として、保健師・社会福祉士、主任ケアマネージャーなどの専門職が介護サービスや介護予防サービスの相談に応じています。複合商業施設内にあることで、認知度が向上し、病院の入退院前後に相談しやすいなど、地域住民にとって、より身近で便利な窓口が誕生しました。
地域の安全・安心を強化。地域住民の交流場所としても活用予定です。
地域を支える機能強化の一環で、セコム浦安支店が移転。防犯・防災機能に加えて、支店内のスペースを一部開放し、地域交流スペースとしての運用を予定しています。「ママカフェ」や「認知症カフェ」など、病院や複合商業施設内または地域の事業者と連携して機能強化を目指します。
多世代が便利・快適に暮らせるミサワホームの住まい。地域のにぎわい創出にも貢献しています。
機能が充実した利便性の高い複合商業施設の上層部に、バリアフリーなどの配慮をした賃貸住宅を整備しました。 ご自宅での生活に不安を覚える高齢世帯の早めの移り住みや、子育て世帯にもぴったりの住まいで、多世代が安心して暮らせる住まいを実現しています。