構造・工法:
木質系パネル
用途:
住宅

コンセプト

「 KAMAKURA SOU 」 ~ 都会の別荘 ~ 別荘=非日常? 自然に囲まれた郊外の広い土地でのんびりできる場所、そんなイメージはもはや古いかもしれない。 掃除やメンテナンス、買い物と何かと面倒で不便。  鎌倉は、目新しいものが沢山あり変化に富んでいて、食文化も面白い、
都会の別荘は、都会的でありながら自然の魅力も存分に満喫できる。
ゲストを招く場・生産性を高めるスイッチの場としての機能も兼ね備えた
ハイクオリティーな別荘ライフが日常となる。

建築概要

~ 建築 ・ 人 ・ 自然の3つの関係性 ~
絶好の地にあって、あえて通りからは程よく空間を「閉じる」。
なぜならここは、家族や友人と共に火を囲んで過ごす時間の為につくられた家だから。
人が集い”共に過ごす場”として、更には様々な建築要素を一つに束ねる求心的な空間として中庭を位置づける。

いかに建築を自然に開放するか・・・、囲って閉じ、その中に自然と生活とを取り持つ中庭をつくる。
中庭にはデッキやテラスを設け、外と内の中間領域をつくる。そこに人が集まるフォーカルポイントとなる火や植物の要素を入れる。

自然に囲まれた庭と家族やゲストが一体になれる空間。
自然に浸りながらコーヒーを淹れたり、焚き火で語り明かしたり・・・庭そのものを居場所としてくつろぐことができる庭。

色ずく山々、部屋を抜ける気持ちのいい海風、刻々と表情を変える木漏れ日、自然をダイレクトに感じられる広々とした屋根付きのデッキ空間には、門扉から庭まで繋ぐデッキ材でつくった幅10mのベンチがある。
そこでは、寒い日でも雨の日でも、暖を取ったり食事をしたり、気軽にアウトドアライフを楽しむことができ、生活の幅を広げてくれる。

空間のつなぎ方として、人の視線を斜め方向に奥へと引っ張っている。
その先にあるのは、中庭の自然であり、のびやかな開放感を演出している。
メインとなる内部空間においては、床・天井を半屋外とレベル・素材を揃えるため、ラフ開口寸法2.8mの ”木の窓” により、内と外を滑らかに
繋ぎ、外の自然と一体化した閉鎖感のない癒しの空間をつくり出す。

またディテールワークにおいては、自然素材の持ち味を生かした品格のあるディテールを追求。
床材はチーク材からデッキのセラン材へ滑らかな切り替え、大きな壁面に自然石のラフなテクスチャー、内から外に連続した杉板の天井材、クリアガラスによる簡素な仕切り。空間構成一つ一つのエレメント全てが高い秩序の中で調和している。

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