地域医療を長く支えてきた院長のもとに、ご子息が副院長として就任するにあたり、手狭な既存医院の隣地に移転新築を決意された院長は、信頼できるパートナーを求めて住宅展示場でハウスメーカーに建築の相談を持ちかけました。
実績ある数社に対し、必要な間取りだけを伝えるコンペ方式で提案を募り、その中で敷地の形状をうまく活用し、院長のデザインコンセプトに沿った提案をしたミサワホームをパートナーに選択しました。
建築DATA | ||||
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敷地面積 |
680m2 (205坪) | 延床面積 |
429m2 (129坪) | |
構造・規模 | 重量鉄骨造 2階建 | 開設 | 2017年 |
計画地は傾斜した道路に面している為、敷地内に高低差が生じていましたが、建物を道路面に大きくオーバーハングさせることで、高低差を解消させています。シンボリックに佇むクリニックは華美になりすぎずスタイリッシュに地域に溶け込んでいます。内装はウォールナット色をベースにシンプルなテイストで統一。清潔感の中に品のよさとあたたかさを感じさせます。診察室は東側にレイアウトし、バックヤードでつなげることでスタッフ動線を効率化させています。リハビリ室は南側にして外光を取り入れ明るさを確保。診断機器には最新のモダリティを採用し、高度な一次診療を可能にしました。