埼玉県川越市 Oさま邸
川越市郊外に位置するOさま邸。ここはお母さまと子世帯家族が同居する二世帯住宅です。駐車場の奥にある日本庭園、そして外観のツートンカラーが美しい居住空間。どこをとっても広々として、おおらかさを感じさせる住まいとなっています。
二世帯住宅を建てるにあたって、こだわったことは大きく3つほどあったといいます。それは、まず中庭を設けること、次にリビングを広く明るくすること、そしてフルフラットのバリアフリーにすることでした。
玄関に入るとホールには広い開口部があり、まっ先に目に飛び込んでくるのが中庭です。中庭から入る陽射しで、玄関ホールが明るく暖かな空間になっています。
そして徹底的に明るさにこだわったという1階のリビングは、四方にさまざまなサイズの窓が設けられ、ここにもたっぷりと陽射しが差し込みます。中庭を挟んで、向こう側にお母さまの部屋。中庭では休日のランチやバーベキューを楽しむこともしばしば。アウトドアリビングとしての機能も果たしています。
そしてリビングは、ダイニングやキッチンと一体化したオープンな空間となっています。キッチンでお料理をする奥さま、ダイニングでお茶を楽しむお母さま、テレビを見ながら寛ぐご主人……。ここでは家族それぞれがひとつの空間のなかで、お互いの気配を感じながら思い思いに過ごせることが魅力とのこと。二世帯住宅の要として、家族のコミュニケーションを育む空間でもあります。
ちなみにキッチンの収納はビルトインされているため、たくさんの食器類を効率よくすっきりと収納できると好評です。複数で作業できるよう、空間が広くとられているのも特徴でしょう。
さらに、空間と空間をつなぐ床はすべてフルフラット。特に1階は、お母さまに配慮して廊下を広くとり、往来を容易にしています。万が一、車椅子を利用することになってもラクに移動が可能です。
2階には3つの個室があり、なかでも息子さんの部屋が個性的。大型パソコンやオーディオ類、テレビ、ソファなど、好みの調度品が心地よく配置されています。ここは設計段階からデザイナーと独自に打ち合わせをしながらつくり上げた空間とのことでした。こうした個室をつなぐ廊下にもゆとりがあり、中央の空間は特に広くなっているため、現在は写真を飾ってギャラリーのように活用しています。そこから眺める中庭は、まるでカフェの一角のよう。
おおらかな印象のなかに機能がしっかり備わっているOさま邸は、家族の笑顔にあふれていました。
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