北海道 Uさま邸
茶道家Uさまのために建てられた、和の粋を凝らした住まい。外観はモダンなキュービックフォルムながら、落ち着いたモノトーンの配色と、天然木でつくられた塀や「枝折り戸」が和の趣をかもし出しています。 フロア構成は、茶道教室や茶事(お茶会)を催すスペースを1階に、居住スペースを2階に設けました。 茶道の真髄である「おもてなしの心」を大切に、茶室に通じる露地にある"つくばい"の水の音など、目には見えない心地よさを追求。Uさまのご要望である「茶道を追求する空間」をカタチにしました。
Uさま邸では、本格的に茶道を楽しむための空間にこだわりました。たとえば、露地には飛石を敷き、植栽やつくばいを配して和の風情をぜいたくに表現しています。また、天然素材を多用した「小間」、その小間に隣接する8畳の「広間」、茶事の準備を行う「水屋」などにいたるまで、すべて京間のスケールにこだわり、細部にいたるまで伝統に培われた機能美を表現しました。
茶道や華道、舞踊など日本の伝統芸術を伝承される方の住まいは、お稽古場のある室内はもとより、外観も純和風でまとめることが多いのですが、多雪地域に建つUさま邸においては、雪害対策としてQビックフォルムを選択しています。その中でも和の趣を表現するため、建物の水平ラインや陰影を感じる2色づかい、天然素材のワンポイント活用など、すみずみまで創意工夫を重ねました。
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