静岡県 Kさま邸
本格的な和の邸宅を求められたKさま。そのご希望を十二分にかなえながら、海沿いの景勝地という絶好の環境にとけ込む住まいを実現しました。 数寄屋をイメージした室内は、床をフローリングにするなど「洋」のスタイルを取り入れ、現代に息づく「SUKIYA」の雰囲気に仕上げています。 また、敷地内の池を通る水路をつくり、数寄屋門から玄関までのアプローチに石橋を設けるなど、和の趣を演出。さらに既存の樹木を活かしたプランニングで、自然との共生も楽しめるよう配慮しました。
訪れる人を心から出迎え、お送りするために、門から玄関への空間に「おもてなしの心」を込めました。住まいの正面に設けたのは"数寄屋門"。その棟瓦をしつらえた屋根は重厚感があり、庇の陰影と白い壁が品格の高さを物語っています。また、玄関に入ると印象的なのが、日本建築の伝統に則った「縁無し畳」。端正な美しさとともに柔らかな印象をかもし出しています。
「来客が多い」というKさまに最適なのが、床に座卓などの低いテーブルを置いて食事をしたり寛いだりする"床座"のスタイル。約20畳の広さと3.4mの勾配天井という、ゆとりあるリビング・ダイニングで、Kさまはそのメリットをフルに活かされています。ダイニングにもテーブルではなく"堀座卓"を設け、食事もここでゆったり楽しまれています。
住まいの安全性・快適性を実現する、一戸建て・注文住宅のテクノロジーをご紹介いたします。