大阪府 Kさま邸
色鮮やかな黄系の外壁タイルに、重厚な石英岩張りの擁ようへき壁を組み合わせ、ポイントカラーとして赤いラインや濃紺の門扉。普段は閉ざされた内外のシャッター奥には、ご主人愛用のロールスロイスやベントレーに加え、BMWやベンツも控えます。
「これらの車4台を横並びに置けるガレージが絶対条件」というご主人の要望は、2軒分の土地約100坪を手に入れることで実現へ。建物とのバランスを考えながら十分なスパンと奥行を確保し、タイヤ痕が付きにくく水はけの良いインターロッキングブロックを敷き詰め、使い勝手の良いガレージに仕上げました。
真っ赤なカラーリングが印象的な両開きの玄関扉を開くと、落ち着いたトーンの大理石に囲まれたホールが広がり、正面奥には大きなガラス窓。北側はルーバーで目隠しした吹き抜けのライトコートという形で、自然の光を採り入れています。華やかなエントランスフロアに対し、30帖余りのLDKを中心とする2階は、家族が集う暮らしの拠り所。「帰ってきた子どもたちの姿が見られるよう、子ども部屋へは必ずここを通るように階段室を配置。また窓辺はカウンターを設け、勉強コーナーに」と奥さま。さらに、ダイニング脇の少し高所に畳の間を設けたり、キッチンに大容量のパントリーと納戸を併設したりと、実生活への配慮が光ります。
一方で、ライフスタイルの変化にも対応。「子ども部屋は分割もできる可変空間とし、父の介護が必要となったときのために、ミニキッチン付きの洋室やホームエレベーターも用意しました」とご主人。将来を見据えた包容力を兼ね備えています。
住まいの安全性・快適性を実現する、一戸建て・注文住宅のテクノロジーをご紹介いたします。