排水管掃除の頻度は?

定期的な掃除でキッチンやお風呂場を清潔に!

排水管の汚れは、知らず知らずのうちにつまりが発生する原因となります。そして、ひとたび排水管がつまってしまうと、家屋全体の水回りに影響が出て、さまざまなトラブルにつながりかねません。適切な掃除の頻度を知り、健康で衛生的な生活を維持しましょう。

01.排水管掃除の正しい頻度を解説!

この記事を読むと分かること

  • 排水管掃除の頻度が分かる
  • 排水管を綺麗に保つ方法が分かる

内部が見えない排水管だけに、どの程度のスパンで掃除を行えばいいのか迷っている人も多いことでしょう。汚れ具合を目で見て確認することが難しい一方で、ニオイが気になり始めたり、水の流れが思わしくないといった症状が出始めたころには、相当汚れていることもあります。

明らかなつまりが発生してしまうと、大掛かりな清掃や詰まり除去作業が必要となり費用や時間も大きな負担になりかねません。この記事では、排水管清掃の適切な頻度について、集合住宅と一戸建てでの違い、家屋内の水回り設備の違いなどをもとに徹底分析します。

02.排水管掃除の頻度【キッチン】

キッチンの排水には、毎日の調理で発生する食材の切れ端や油、そして後片付けの際に出る残りものによる汚れなどが流れ込むため、常に汚れやすい環境にあるといえます。目に見える排水溝付近の汚れやゴミを取り除くことはもちろん、排水管のメンテナンスにも気を配って、つまりを防止するようにしましょう。

週に2回~3回の頻度で掃除

家族が多く、毎日の調理でも揚げ物や炒め物など油を使った料理が多い場合は、排水管内部に汚れが蓄積しやすい環境です。ニオイやつまりなどの症状が現れていない場合でも頻繁に掃除をしておくことは、排水管やキッチンそのものを長持ちさせることにつながるでしょう。

忙しい毎日では、後片付けが終わった後に毎日排水溝付近を掃除するのは負担が大きいので、週に2~3回が目安となります。家庭ごみの排出にあわせて、ゴミ受けのゴミを捨て、排水溝のトラップを取り外して排水管まで清掃できると良いでしょう。

キッチンの排水管の掃除方法

手順 解説
1 排水管に45~50℃のお湯を流す
2 パイプクリーナーを注ぐ
3 30分~1時間程度放置する
4 水が流れるか確認する

週に2~3回実施する掃除なら、市販のパイプクリーナーを使うのがお手軽です。排水管の掃除が習慣化されていれば、つまりを引き起こしてしまう汚れ成分も固定化しておらず、それほど強力な成分のものは必要ありません。

ニオイの原因となる雑菌を除去し、つまりにつながるヌメリを解消する程度のもので十分でしょう。

まずは排水管に45~50℃のお湯を流すことで、冷えて固まってしまった油汚れなどをやわらかくし、その後パイプクリーナーを投入します。最近は、液体タイプだけでなく錠剤タイプもありますので、用途や使用頻度、汚れやニオイの状態によって選びましょう。

投入する量はパイプクリーナーの取扱説明書に記載されている適量を守るようにします。また、液体タイプの場合は十分な量を用いないと、十分な洗浄効果を発揮しないこともあるので注意が必要です。パイプクリーナーの投入後は30分~1時間放置して、パイプクリーナーが汚れを浮かび上がらせるのを待ちましょう。

ここで、放置時間が長すぎるのもかえって良くありません。溶けた汚れが固まって排水管をつまらせてしまうこともありますので、適度な時間が経過したら、水を流して十分に薬剤を洗い流しましょう。

03.排水管掃除の頻度【浴室】

お風呂場も、家族が毎日使用することで、髪の毛や石鹸カス、皮脂汚れなどが溜まります。それらは排水溝でキャッチされていることがほとんどですので、普段からのお手入れをしておけば排水管内部の汚れを防ぐことができます。

週に1回~2回の頻度で掃除

シンプルな方法ですが、お風呂場の排水口に溜まっている髪の毛を捨てるだけでも効果があります。お風呂上りの清潔な状態で排水溝に触れるのは抵抗を感じるという場合は、お風呂場の付近にあらかじめビニール袋などを用意しておくとよいでしょう。ビニール袋で手をくるんで排水溝の髪の毛を取り除きます。

髪の毛やゴミは毎日捨てていても、石鹸カスや皮脂汚れは次第に排水トラップや排水管内に入り込んでいくので、週に1~2回は排水溝と排水管付近を洗浄すると良いでしょう。

排水溝の汚れの掃除方法

手順 解説
1 ゴミを取り除く
2 重曹を排水口全体が隠れるくらいかける
3 重曹の上にクエン酸(またはお酢)をかける
4 ぬるま湯を少量ずつかける
5 全て泡になったら、30分~1時間待つ
6 最後に45~50℃のお湯を流す

お風呂場の排水口掃除に適切なのが、重曹とクエン酸を混ぜて反応させたときに発生する泡の力による洗浄です。パイプクリーナーのように強力ではありませんが、大量の泡が汚れを包み込んで浮かせ、皮脂汚れや石鹸カスの分解に効果を発揮します。

また、重曹とクエン酸であれば、100円ショップやスーパーなどで安く入手できるうえ、使用する量も一袋程度で十分なので、頻繁にお手入れが必要な場合でも経済的な負担が少なく済みます。

まずは排水口のフタを外し、髪の毛やゴミを受ける目皿のゴミを取り除きます。そして排水溝全体をすっぽり覆うくらいに、十分な量の重曹をふりかけます。さらに重曹の上からクエン酸をかけます。重曹・クエン酸共に終わったら、ぬるま湯を少しずつ流していきましょう。

すると重曹とクエン酸が反応を起こし、炭酸ガスの泡が発生するので30分~1時間程度待ちます。最後にお湯を流して泡を完全に洗い流すと、排水トラップなどを含めた排水溝全体がキレイになっていることがわかります。

パイプクリーナーに比べるとつまりを解消する効果は低いですが、調理にも使用される重曹とクエン酸なら、お風呂場での使用にもそれほど抵抗感がありません。パイプクリーナーの使用が不安な場合に試してみるのも良いでしょう。

04.汚れのサインを見つけたときは念入りに掃除

汚れのサイン

  • 水の流れが悪い
  • ゴボゴボと変な音がする
  • 排水口から悪臭がする

何となく水の流れが悪くなったと感じたり、排水管からゴボゴボと音がするようになったら、それは汚れが溜まっているサインかもしれません。また、排水溝から気になるニオイが漂い始めたら、いよいよ念入りに掃除をするタイミングと言えるでしょう。

05.排水管をきれいに保つためには?

排水を流す設備には、排水管に直接汚れや固形物が流れていかないための工夫が施されています。キッチンであればゴミ受け、お風呂場であればヘアキャッチャーなどが、汚れを受け止める役割をしており、日々の生活ではそれら汚れ防止の部品を清掃することが中心になるでしょう。

したがって、排水管をキレイに保つコツとしては、そういった排水管手前の汚れを取り除くことと、汚れのサインを見つけたらいつもより念入りに掃除を行うことが重要となります。

汚れを予防する習慣を身に着ける

なんといっても汚さないことが大切ですが、生活を営んでいる以上は汚れを排水溝に流さないというわけにはいきません。まずは、毎日できる小さな心がけを忘れないことです。例えば、お風呂から上がったらヘアキャッチャーの髪の毛を取り除いてキレイに捨てることだけでも、排水管汚れの防止には十分効果があります。

ヘアキャッチャーにたまった髪の毛は、石鹸カスや皮脂がからまりやすくなり、自然にそれらの汚れが排水管にも流れ込んで汚れを蓄積する原因となります。毎日こうした簡単なお手入れをしておけば、つまりやニオイなどの大きなトラブルは起こりづらくなるでしょう。

汚れ予防①排水管ネットを使用

排水溝のフタの下にはゴミ受けがあったり、ヘアキャッチャーがあったりします。これらにネットをかけることは、つまりの防止や日頃のお手入れを簡単にするためにも効果的です。

キッチンであれば食材を切ったあとの切れ端や後片付けの際の残りものなど、浴室であれば髪の毛や石鹸カスなどがネットに溜まります。あらかじめネットをかけておけば、ネットごとゴミを捨てることができるので、手間がかかりません。

ネットは、ドラッグストア、ホームセンター、スーパーや100円ショップでも数十枚入りのものが安く入手できるので、経済的です。日頃からネットをかけることを習慣化しておけば、排水溝を手入れするストレスからも解放され、排水管トラブルも未然に防ぐことができるのでおすすめです。

予防習慣②排水口にお湯をかける

キッチンでは、調理中や後片付けの際の油汚れが排水溝に流れていくことが避けられません。揚げ物の油などを直接流すことは無いにしても、洗い物をしたり残りものを処理する際に、どうしても油分は排水溝や排水管の中に蓄積されていきます。

油汚れで排水管を狭くしてしまわないためにも、後片付けが終わったら排水口にお湯をかけておくと良いでしょう。排水管内で冷えて固まりかけた油分が、お湯の効果でやわらかくなり流れていきます。

汚れ予防③10円玉とアルミホイルを置く

金属を使った汚れ防止の方法は、手軽で効果抜群です。銅イオンには殺菌作用があり、バクテリアの増殖を抑えることが知られていますが、10円玉を数枚排水溝に置いておくと、ヌメリの原因となる雑菌を減らすことができます。

なお、10円玉の色が変わってきたら変え時と言われることもありますが、一般社団法人日本銅センターのQ&Aによると、数年経過して表面が酸化してしまった銅でも殺菌効果が持続するとの報告がありました。

他にも、アルミホイルを丸めて入れておく方法があります。アルミホイルは、水にふれると化学反応を起こし、金属イオンを発生させます。ヌメリの原因である細菌やバクテリアが金属イオンを嫌う性質を応用したものですが、とてもお手軽で効果が高い方法と言えるでしょう。

定期的に排水管洗浄を依頼する

汚れ予防や排水管の掃除は、家庭でも十分対応できます。しかし、時間の経過とともに蓄積する汚れを完全に取り除くことはなかなか難しいことでしょう。また、排水管内部は普段手が届かない部分でもあり、すみずみまでキレイにするなら、定期的にプロに依頼してメンテナンスを行うことをおすすめします。

集合住宅の頻度は1年に1回が目安

マンションなどの集合住宅は、定期的に排水管の高圧洗浄が行われています。集合住宅では配管も共用されている部分が多いため、メンテナンスを怠るとマンションやアパート全体が影響を受けかねません。

ひとたびこうしたトラブルが発生すれば、排水管の高圧洗浄にかかる費用よりももっと高額な修繕費がかかってしまい、オーナーや賃貸業者にとっては大損害となるでしょう。集合住宅の排水管は多くの世帯が共通で使っており、1カ所でも詰まると他のお部屋への漏水の原因となることを考えると1年に1回の清掃頻度が目安といえます。

一戸建ての頻度は3~5年に1回が目安

一戸建ての場合は新築後5年経過時点で、施行したハウスメーカーやパイプクリーニングを専門に扱う企業から排水管の高圧洗浄をおすすめされることがあります。5年経過後や、中古住宅へ入居した場合などは、高圧水を使用した排水管の清掃は3年に1度程度の頻度で行うと良いでしょう。

とはいえ、実際のところ新築5年目で排水管の詰まりなどのトラブルが発生するケースはほとんどありません。築20年経過後も、排水管の高圧洗浄を利用したことがない人は多いでしょう。

家族の人数や利用頻度、ライフスタイルによっても排水管の汚れ度合いに差は現れるので、清掃の頻度に正解はありません。しかし、3~5年に1度は家屋全体のメンテナンスを兼ねて高圧洗浄を行っておけば、水回りのトラブルで高額な修繕費を払う心配は少なくなるでしょう。

06.排水管洗浄なら「ウチノコトサービス」がおすすめ

サービス名 ウチノコトサービス
清掃スタッフ 経験豊富なハウスクリーニングのプロ
清掃の質 住宅メーカーならではの徹底した清掃
地域 全国
評価 ★★★★★
電話番号 0120-418-330(受付 9-18時 年末年始を除く)
公式HP https://www.misawa.co.jp/reform/uchinokoto/

排水管の洗浄を専門にするプロは全国に存在します。多くのプロがいる中で、自分の住まいを任せられる信頼の技術を持っているのがどこかを見極めるのは容易ではありません。そういったとき、家屋の構造の隅々まで知り尽くしたハウスメーカーが紹介するサービスは、確かな品質が期待できます。

排水管の掃除についても高い技術を持っており、日常の清掃では落としきれない汚れに対しても、専用の清掃用具や適切な洗剤を選択して対応します。汚れがリセットされてきれいになった環境は気分をリフレッシュさせ、毎日の掃除や生活そのものに対するモチベーションが向上することでしょう。

ウチノコトサービスの排水管洗浄の流れ

手順 解説
1

ヒアリング

まずは、清掃対象の排水トラップの利用状況を確認します。あわせて、普段の利用に際して不安な点や、排水管洗浄についての疑問点などをヒアリングします。

2

通水の確認

排水経路を確認したうえで、水の流れ方を見たり、音を聞いたりすることで排水状況を見極めます。

3

養生・機材のセッティング

排水管洗浄に際して、周囲の家具や住まいそのものに傷や汚れが付かないよう、しっかりと養生を行います。

4

汚れ度合いの確認

排水管の一部(排水トラップ等)を外し、汚れ度合いを確認します。実際に排水管内に付着した汚れを確認することで、清掃後の効果をひときわ実感することができるでしょう。また、排水管の一部を取り外すことは、漏水につながる危険もあるため、プロにしてもらいましょう。

5

高圧洗浄

洗浄用ホースにて、高圧の水を逆噴射しながら洗浄します。また、ワイヤーブラシなどを用いた丁寧な手洗いも併用し、汚れを徹底的に落とします。

6

トラップ再設置・水漏れ点検

いったん外した排水管やトラップを元の状態に戻し、水漏れなどが無いか点検します。

7

点検枡の洗浄

屋外にある点検枡の洗浄も料金プラン内で実施してもらうことができます。

排水管は、外からなかなか見えづらい箇所でもあり、日頃からの定期的なメンテナンスが大切です。ウチノコトサービスでも、トラブルが発生する前段階での利用をおすすめしていますが、もちろん日常の清掃では不安な場合に、スポット的に依頼することも良いでしょう。

自分でお手入れをしようとした場合、家庭の洗浄用具や洗剤では落としきれない汚れが残る場合もあります。さまざまな家屋の構造を知り尽くした、ハウスメーカーのプロのサービスであれば、安心して任せることができます。

利用の流れ

まずは電話で申し込みを行い、排水管の位置と個数を確認しましょう。サービス会社との事前の打ち合わせに関しては、掃除の対象となる場所や対象範囲などについて細かく相談します。

ウチノコトサービスでは、排水管洗浄サービスとして3カ所をまとめて掃除するパック商品を提案しています。キッチン・浴室・洗面所の排水管洗浄と排水トラップの分解洗浄のほかに、外回りの排水枡の点検・洗浄が付いていてとてもお得なプランとなっているので、ぜひ検討してみましょう

作業内容や排水管の仕様によっては別途の見積もりが発生する場合もあります。なお、代金の支払いは作業終了後の精算となるため、当初の見積もりと請求が若干異なることもあるかもしれません。作業内容をよく確認するようにしましょう。

キャンセル料金について

申し込みをしたものの、どうしても急な都合でキャンセルしたい場合もあるかもしれません。ウチノコトサービスでは、作業前日の17時までに連絡すれば、キャンセル料は発生しないようになっています。17時以降は、スタッフ手配の関係から、キャンセル料としてサービス料金を全額支払う必要があるので注意しましょう。

07.正しい頻度で排水管を掃除し清潔に保とう!

一般家庭での排水管の洗浄には限界もあります。日頃から排水溝付近の掃除を念入りに行っていたとしても、さまざまな汚水が流れ込む排水管は、つまり発生のリスクを避けられません。

水回りのトラブルを未然に防ぐためにも、適切な頻度で排水管の清掃をプロに依頼し、大切な住まいの水回りを健康的に維持しましょう。

ウチノコトサービス

排水管洗浄サービス

排水管クリーニング(3箇所パック)

上記商品は排水管クリーニングとセットでご注文ください。

  • 作業内容:キッチン・浴室・洗面所の排水管洗浄と排水トラップの分解洗浄
    (外まわりの排水枡の点検・洗浄付き)
  • キッチン・浴室・洗面所ともに 1ヵ所になります。
  • 作業目安時間: 2〜3時間(3ヵ所)/1名
ご注文の流れ
お申込み
まずは下記申し込みボタンよりお申し込みください。
サービス案内
サービス会社より、事前準備のご連絡と作業内容のお打ち合わせを行います。
サービス提供
お打ち合わせ内容に従って各種サービスを実施いたします。
お支払い
サービス完了後、ご請求にて精算させていただきます。
注意事項

※排水管洗浄の作業特性上、洗浄ノズル(ホース)等が入れられない詰まり状況などは見積提示の上、対応させていただきます。
※建物配置や排水経路により、洗浄方法が異なる場合がございます。
※汚れ、においについて完全除去が難しい場合がございます。
※本サービスをご利用いただいた場合でも、お客様自身での日々のメンテナンスが必要です。
※お支払いについては提携会社より、別途ご案内いたします。
※エリアによってはサービスの提供ができない場合がございます。
※ご不明点は、スタッフよりご案内させていただきます。
※実際のサービスは、ミサワホーム(株)の提携会社のスタッフがお伺いいたします。

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