賃貸住宅のプロの視点で選ばれる住まいを考案
今回訪問したのは、賃貸住宅をはじめとした土地活用の提案行うミサワホーム社員の自宅です。自らの住まいに賃貸併用住宅を選びました。
場所は東京都世田谷区。都心へのアクセス抜群で、商店街が近くにあり、生活利便性にも優れているため、ファミリーにもシングルにも人気です。近年、新築マンションが増え、人口増加傾向にあります。そんな人気エリアで賃貸住宅経営を行うにあたり、重要なことは、競合物件が多いことから、いかに長期的に選ばれる物件にするかという点です。
そこでこだわったのが、賃貸住宅の最新トレンドを取り入れた新しい住まいづくりです。
「昨今ではコンセプトのある賃貸物件が人気です。そこで今回は、男女問わず好まれるカフェ風のヴィンテージスタイルをコンセプトにインテリアコーディネートしています。内見に来られた人が、ひと目見て住みたくなるように意識して工夫しました」。
人気の高い1LDKで家具や家電まで配置
間取りは、人気の1LDKを3戸設けています。入居者は単身者から共働きの新婚世帯を想定しています。
室内に入って目を引くのが、なんといってもリビングの内装です。壁面の一部にタイルを貼り、レンガ調にしています。
「アクセントクロスを用いるより、手間もコストもかかりますが、その分、味わいのある空間に仕上がっています」。
カフェ風の部屋に住みたいと望む人は多くても、どんな家具や家電を置けば、カフェ風になるのか判断が難しいもの。そのため、あらかじめ1戸をモデルルームにして、スポットライトなどの照明や家具、家電までコンセプトに合わせて揃えました。
「細かいですが、食器や観葉植物までカフェ風にトータルコーディネートして配置しています。そうすることで、内見に来られ方は、この部屋でどんな暮らしができるのか具体的にイメージできるのです」。
設備面でもニーズの高い可動式の棚などを採用
賃貸のトレンドを分析する中で、設備面でも入居者ニーズが高いものを積極的に取り入れています。リビングには、多目的に利用できる収納棚を設置。キッチンはIHを採用。さらにウォークインクローゼットには、可動式の棚を設けています。
これだけ内装や設備にこだわっている分、家賃は相場より高めに設定しています。それでも募集開始してから早々に満室となりました。
自宅のある2・3階部分に入居し、住み心地の良さを実感したそうです。
「断熱性や気密性が高く、細かな部材まで性能が良いとあらためて感じています」。
賃貸住宅を手掛ける専門家の視点を活かし、長く住みたくなるような唯一無二の住環境を創出したことが成功のカギになったといえそうです。