


本事業は、京阪電鉄不動産株式会社およびミサワホーム近畿株式会社とともに、等価交換事業として京都市下京区で全49戸の分譲マンション「ファインレジデンス烏丸五条」を開発しました。
本事業は、歴史的景観を保全しつつ、住むだけで人と地球環境にやさしい省エネ住宅を提供し未来志向のまちづくりに貢献しております。
周辺環境やアクセスの良さからの反響に加え、高断熱性能の建物と高効率設備の導入により、ZEH-M Orientedの認定を取得している点も好評を得ており、住まう人の快適な住空間を維持しつつ、地球環境にも配慮した暮らしを実現できる住まいです。
本事業は、時間貸し駐車場として活用していた土地のさらなる有効活用を図りたいという土地所有者の要望に基づき、等価交換のスキームを提案し、開発事業者として選定されました。
ミサワホームは住まいづくりのノウハウをいかし、豊かな住環境の提供を続けるとともに、地権者の多様なニーズに応じた等価交換事業を推進し、課題解決につながる未来志向のまちづくりに貢献してまいります。
等価交換事業は、土地所有者がデベロッパーなどの開発事業者と共同で建物を建設する不動産活用の方法で、「全部譲渡方式」と「部分譲渡方式」の2つの手法があります。「全部譲渡方式」は、土地所有者が所有する土地全体の権利を開発事業者に譲渡します。開発事業者はその土地の上に区分所有建物を建設し、建物完成後交換比率に応じて土地所有者に区分所有建物と土地の一部を譲渡しなおします。
一方、「部分譲渡方式」では、土地所有者が土地の権利を所有したまま、開発事業者が区分所有建物を建設します。建物完成後、土地所有者は交換比率に応じて土地の持ち分を開発事業者に譲渡し、同時に区分所有建物の一部を開発事業者から譲渡してもらいます。


「ファインレジデンス烏丸五条」では、現状より安定した収入を得ることを目的に不動産活用を検討されていたため、長年慣れ親しんだ土地を共有持分とすることで、少ない負担で、新築建物の取得が可能な「部分譲渡方式」による等価交換事業を実施しています。
ミサワホームはこれまで、「ザ・パークハウス富岡門前仲町」「ザ・パークハウス浦和岸町」「ザ・パークハウス仙台通町」や「シャリエ赤羽ファースト」など、全国のミサワホームグループや共同企業体と協力し、各地で等価交換事業を実現してまいりました。
今後も地権者のさまざまなご要望に寄り添いながら等価交換事業を推進してまいります。
開発・アセット・再生・コンサル等に
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