北山台の家 クリップ クリップ解除
- 構造・工法:
- 木質系パネル
- 用途:
- 住宅
コンセプト
「建物とエクステリアを一体に見せるデザイン」 「空間にゆとりを感じさせるインテリア」
建築概要
名古屋市に隣接した緑豊かな造成地。山の傾斜を生かした蔵付きの住まいです。前面道路の高低差が約3m、縦長の敷地、建築基準法の高さ制限というハード面の条件と、住まい手のご要望をいかにまとめ、豊かで楽しめる空間を創り上げるかに注力しました。敷地の傾斜を活かすためにRCを併用し、地下室とカーポートを配置。これにより生活空間が道路面より1層分もち上がり、プライバシーが確保されました。さらに足下をコンクリートで固めたことが、外観にどっしりと落ち着きのある表情を与え、門から玄関へのステップ等が上下の広がりも演出しています。室内は広く、高く、そしていつまでもゆったりと暮らしたいというご要望にお応えするため、「蔵」を採用しました。天井高さ3.3mの大空間と造り付けの造作家具ですっきりとまとめたリビングは、ダイニングと連続させることにより、大勢のお客様をお招きできるゆったりとくつろげる場になりました。お正月用の掘炬燵、花火シーズンや夜景を楽しむための広いバルコニー、ご夫婦の会話を楽しむバーコーナー、お客さまを迎え入れる玄関アプローチの演出等、「各部屋でどのように暮らすか」ということに関して、設計段階から住まい手とつくり手が具体的な打ち合わせを繰り返しました。その結果、暮らす人、そして訪れる人双方が楽しめる住まいが実現しました。