サービス付き高齢者向け住宅"みらい"は、高齢者が住み慣れた地域において、安心して暮らせる幸せを実現すべく開設に至りました。
もともとは造り酒屋であった敷地は、地域に役立つ活用をと請われて譲り受けた経緯もあり、高齢化が加速する中で、今後家族や他の医療機関でも対応が困難で、行き場の不透明な高齢者に住まいとしての受皿を提供したいと考えました。そこでサ高住事業を医療法人様として検討。
今までの関連施設は、「施設」という観点から大手ゼネコンで建築していましたが、今回は「住宅」ということもあり、住宅メーカー3社に設計や提案を依頼。その結果豊富な実績と的を射た提案等によりミサワホームがパートナーとして選ばれました。
建築DATA | ||||
---|---|---|---|---|
敷地面積 |
2714m2 (820坪) | 延床面積 |
1607m2 (486坪) | |
構造・規模 | 鉄骨造 2階建 | 開設 | 2012年 |
計画するにあたって重視した点は、本物の追求。
まずは自分が住みたいと思える空間作りからはじめました。参考にするため大阪や広島の高齢者向住宅まで出向き、見学と研究を重ねた結果、本物のサービスには人も必ず集まるはずという結論を得ました。本物へのこだわりは最高の食事や徹底した清掃方針、家具一つにまで及び、入居者が住む価値を見出してもらえるよう考えられております。
加えて建物はユニット毎に廊下の色を変更し、外観は和風を施し落ち着きのあるものとしております。強い西日が気にならないよう配置された設計計画もポイントの一つで、各ユニット入口前には職員室を配置し、さりげない見守りの中、入居者が安心して快適に暮らせるよう随所に配慮がされております。
サ高住事業は、入居者に責任を持つと同時に、地域の人々の生活を守る事業でもあるべく、価値のある事業として"みらい"はあり続けていきます。