将来的に高齢化の加速が見込まれる千葉県柏市。介護・医療・看護の連携する地域包括ケアの拠点として、サービス付高齢者向け住宅「センチュリーテラス新柏」がオープンしました。
この計画は、オーナー様所有の遊休地を相続対策を見据えた有効利用として実現しました。最寄の駅から徒歩5分の好立地であったため、複数の建築会社から様々な提案を受けていましたが、金融機関を通じて紹介されたミサワホームから高齢者住宅の提案を受け、自身の介護の経験と地域貢献につながる内容に共感し、介護事業の設計施工および運営実績ももったミサワホームに任せることにしました。
建築DATA | ||||
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敷地面積 |
2569m2 (777坪) | 延床面積 |
2292m2 (693坪) | |
構造・規模 | 重量鉄骨造 3階建 | 開設 | 2013年 |
ハード面では、施設らしくならないよう「ホテル」を髣髴させるデザインが基本コンセプト。要介護者をターゲットとしながらも、51戸中、二人入居が可能なタイプも14戸用意し、老老介護世帯の受入と生活支援を可能にします。
ソフト面では、民間事業者と医療法人が連携し、定期巡回随時対応型訪問介護看護で切れ目のないサービスを提供。平日の昼間帯は看護師が常駐し、月2回は医療法人による訪問診療が実施されます。医療・介護・看護の連携を活かして、周辺病院の退院患者の受入にも積極的に取り組み、最期まで住み慣れた地域で暮せるよう、看取りまで対応しています。
また、入居者だけでなく、地域の高齢者に対しても連携の取れたサービスを提供することで、地域包括ケアの拠点として高齢者の日常生活を支えていきます。