青森市に完成したサービス付き高齢者向け住宅は、もともとは企業の駐車場であり、その一部遊休地を活用した取り組みとなりました。
活用方法を模索していた時、辿り着いたキーワードは「地域貢献」でした。少子高齢化がすすむ日本において青森市は決して例外でなく、住まいに困っている高齢者が増えているという事実も踏まえ、ありきたりのアパートではない、高齢者にも優しい賃貸住宅を選択。事業としての市場性を考えた場合でも実績のある事業者に運営を任せることによる安定と安心感、併せて国交省の「平成22年度高齢者等居住安定化推進事業」に採択された事によって補助金を利用できる事も後押しとなりました。
建築DATA | ||||
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敷地面積 |
-m2 (-坪) | 延床面積 |
972m2 (294坪) | |
構造・規模 | 木造 2階建 | 開設 | 2011年 |
入居時の料金を低廉に抑えたことから話題を呼び、開設後の稼働率も高く、事業として順調に推移。
建物はシンプルで、飽きのこないデザインを基本にコストダウンをはかっています。
また、延床面積を1,000m²以内に抑えた結果として設備面などでもコストを抑えましたが、居室の数は32戸を確保。その上で、必要十分なコミュニティースペースを確保し、入居者の生活エリア、特に居室は基本的な設備以外にもミニキッチン・浴室を完備しており、削減だけではなくどのような状態にある入居者にも対応できるよう配慮がされております。介護が必要な入居者にも訪問介護での対応が可能で夜間もスタッフが常駐する為、日常生活にちょっとした不安を抱える方でも安心して入居できます。
「分け隔てなく人を癒す」という理念のもと、今日もシルバーピュア青森には入居相談が続いています。