駅から離れた都市近郊の住宅地にあり、地域に開かれた保育施設を目指した街の中にある小公園のような保育施設です。外構には地域の憩いの場として樹木や季節の花々が植えられています。また、アプローチを含めて、建物を大きくセットバックすることで送迎車の駐車スペースを確保し、前面道路への路上駐車を防げるように配慮しています。健康や安全・安心への配慮はもちろん、IT等を複合的に活用し、子どもの表現カ・コミュニケーションカを養える屋内空間や樹木や築山・窪みなどで起伏や変化をもたせた園庭などでの遊びを通して、子どもの創造力や体力、五感を養うことを目指しています。
建築DATA | ||||
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敷地面積 |
2031.9m2 (614坪) | 延床面積 |
712.99m2 (215坪) | |
構造・規模 | 鉄骨RC造 2階建 | 開設 | 2012年 |
建物の中心となる4・5歳児室には劇場を模した階段状の座席と巨大スクリーンを設置。迫力ある音楽や映像が体感できるだけでなく、本格的な劇遊びや保育士と近い目線での読み聞かせを行うことができます。吹抜けを囲むように作られた中2階のキャットウォークや、ひょうたん型の築山や地面に設けた大きな窪みなどにより地面の起伏を遊具的にデザインした園庭など、子どもの好奇心・五感を刺激する工夫を数多く採用しています。