開業から40年を迎え、増改築を繰り返しながら地域医療に貢献してきた院長は、老朽化に伴い建替えを決意しました。複数の建築会社に問合せをしたところ、翌日にはミサワホームの専門スタッフが訪問し、計画の打合せを実施。きめ細やかなヒアリング内容に信頼感を抱き、その場でパートナーに決められました。
計画を進める上で、限られた工期と予算の中で、仮診療所への移転や関係官庁への手続き、さらには近隣対応など、様々なハードルが立ちはだかりますが、ミサワホームが全面的にサポートすることで、スムーズに計画が進行しました。建物についても、ドクター、スタッフ、患者それぞれにとっての空間が尊重されていて、非常に満足されています。
建築DATA | ||||
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敷地面積 |
797m2 (241坪) | 延床面積 |
967m2 (292坪) | |
構造・規模 | 軽量鉄骨造 3階建 | 開設 | 2015年 |
来院患者は大多数が女性。駐車場は駐車しやすいよう少し広めに用意しました。また、深い庇と風除室で子連れでの来院でもゆとりある空間としました。不妊外来では、第1子希望の患者と第2子以降の妊娠を希望する患者の待合が同じ空間にならないよう、受付を挟んでそれぞれ反対側に待合を設置。子連れでの受診時に子どもが不用意に待合室に行かないよう、個室型の待合スペースを設けました。また、採精室への階段は待合室からは見えない位置にし、ソファのレイアウトでも配慮してあります。
受診前には専門の不妊カウンセラー、体外受精コーディネーターが丁寧にヒアリング。問診室を6室設け、多くの患者を受け入れる体制を築いています。