土地を購入してそこに家を建てるというのは、家づくりのオーソドックスな方法のひとつ。土地の取得と建物の取得で時期も融資内容も変わってきますので、それぞれに計画を進めましょう。個人で優良物件を探すのは難しいので、全国に不動産ネットワークをもつ住宅メーカーに依頼するとよいでしょう。
不動産会社の場合、地域密着型できめ細かい対応やフォローが期待できます。
その反面、さまざまな業務をひとりの担当者がこなすため、実際には土地を販売するだけで家づくりのサポートまでは手の回らないというケースが多いようです。
一般的に不動産会社というのは、土地を売ったり仲介したりするのが目的。そのため、ローンの事も土地だけで考えがちです。
あとで建物のことを考えてみると、思ったとおりの住まいを建てられなくなってしまうこともありますので、注意が必要です。
住宅メーカーのメリットは、各分野の専門家がいるため、資金計画の相談から間取りプランの打合せまでスムーズに行える点です。
特に、土地から買った場合、まず土地代金の決済が必要となります。そのため、土地と建物と別々に住宅ローンを組まなければならず、有利な資金計画が組めません。住宅メーカーなら長期固定金利住宅ローン[フラット35]や銀行ローンなどを適切に組み合わせて、ベストな資金計画を提案できるので安心です。
長期固定金利住宅ローン[フラット35]融資を受けるには、住宅金融支援機構の定める建設基準などの条件をクリアする家を建てる必要がありますので、大手の住宅メーカーの住まいならまず安心ですが、工務店では基本的な住性能を調べることも大切です。