「更地を購入」編

土地を購入してそこに家を建てるというのは、家づくりのオーソドックスな方法のひとつ。土地の取得と建物の取得で時期も融資内容も変わってきますので、それぞれに計画を進めましょう。個人で優良物件を探すのは難しいので、全国に不動産ネットワークをもつ住宅メーカーに依頼するとよいでしょう。

土地を購入する場合の特徴

  • 施工会社を自分で決定できる
    建築条件が付いていない土地は、施工会社を自由に選べます。展示場などで好きな建物を選んだり、カタログを取り寄せたり、住宅メーカーや工務店をじっくり検討してから選ぶことができます。
  • 施工時期やプランが比較的自由
    施工を開始する時期や間取りも比較的自由に計画できます。買ってすぐに建ててもよいですし、期間をおいてから建てることもできますからお子さまの進学や同居の時期にあわせるなど、自分のペースで計画できます。
  • 土地ローンと住宅ローンが別々
    土地と住宅の契約は別々にしますので、ローンも別々となりますが、すぐ建築する場合には土地+建物のローンの計画ができるため、有利な資金計画ができます。土地の契約をした時点で、土地代金の支払い義務が生じるので、利用できる融資の確認が必要。また、一定の条件を満たせば、長期固定金利住宅ローン[フラット35]も土地融資を受けることもできます。
  • 建築条件付きの土地もある
    「建築条件付き」の場合は、土地の売買契約から一般的には3ヵ月の間に売主か、あるいは売主が指定した建築会社に家の工事を発注しなければなりませんが、家のプランは原則として自由なので、希望にかなった住まいづくりが可能です。

ここがポイント

不動産会社で購入するときの注意点

不動産会社の場合、地域密着型できめ細かい対応やフォローが期待できます。
その反面、さまざまな業務をひとりの担当者がこなすため、実際には土地を販売するだけで家づくりのサポートまでは手の回らないというケースが多いようです。
一般的に不動産会社というのは、土地を売ったり仲介したりするのが目的。そのため、ローンの事も土地だけで考えがちです。
あとで建物のことを考えてみると、思ったとおりの住まいを建てられなくなってしまうこともありますので、注意が必要です。

住宅メーカーで建てる場合のメリット

住宅メーカーのメリットは、各分野の専門家がいるため、資金計画の相談から間取りプランの打合せまでスムーズに行える点です。
特に、土地から買った場合、まず土地代金の決済が必要となります。そのため、土地と建物と別々に住宅ローンを組まなければならず、有利な資金計画が組めません。住宅メーカーなら長期固定金利住宅ローン[フラット35]や銀行ローンなどを適切に組み合わせて、ベストな資金計画を提案できるので安心です。
長期固定金利住宅ローン[フラット35]融資を受けるには、住宅金融支援機構の定める建設基準などの条件をクリアする家を建てる必要がありますので、大手の住宅メーカーの住まいならまず安心ですが、工務店では基本的な住性能を調べることも大切です。

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土地からご計画を進めてゆかれる方へ、どのようにご計画を進めてゆけば良いのか詳しく解説します。いろいろなケースにおける失敗しないポイントを紹介します。
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