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トップ - THINK LIFE / ライフスタイルを考える - ヨガを楽しみ、心をベストな状態へ

interview

ヨガを楽しみ、
心をベストな状態へ

ヨガ・インストラクター
綿本 彰さん

「ヨガは、心をベストな状態へ
整えていくメソッド集なんです」。
日本ヨーガ瞑想協会 会長の
綿本さんに、ヨガの魅力や
家族での楽しみ方をインタビュー

  • 心が疲れやすい時代に
    30代前後の家族は、共働きの方が多くて、働きながら育児をしていて、それだけでも忙しい。それにスマホ時間が増えていたり、睡眠の質が落ちていたりして、心の疲れが溜まっていると思います。また、身体を動かすことが減ると、心の疲れにつながります。スポーツ庁の調査では、30~40代はスポーツの実施率は平均値より低くなっていました。
    ※スポーツ庁「2024年度スポーツの実施状況等に関する世論調査」では、スポーツ実施率は20代以上の平均52.5%に対して、30代は46.2%、40代は45.9%でした。

    身体を整え、心を整える
    ヨガは、身体を整えることで心をベストな状態へ整えていきます。たとえば、心の不調だったら、心のお医者さんに行くと思います。でも、心の動きと身体の変化はシンクロしています。だから、心が疲れているときは、ヨガもおすすめです。

    リラックスして、怒ってみてください
    肩の力を抜いたままリラックスして、ゆっくりとした呼吸で怒ってみてください。おそらく、怒れないんです。怒ろうとすると、なにかしら身体の変化が起きるんですね。怒りは心の問題と捉えがちですが、実際は身体を巻き込んだ感情表現なんです。ヨガは、そういった理屈にもとづいて、身体を動かして心を整えていきます。
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  • 瞑想から、身体を動かすヨガへ
    ヨガの歴史は3000年と言われています。もともとは瞑想のみを行う瞑想ヨガでした。その瞑想ヨガの確立から約2500年後の16世紀ごろ、先人たちが身体を使えば「心と向き合いやすい」とポーズ主体のヨガが確立しました。瞑想やポーズ、呼吸、哲学など、いろいろなメソッドで心をベストな状態にチューニングする‥‥その総称がヨガなんです。

    すっきり感を楽しむ
    精神的鍛練のような瞑想は、数ヵ月続けないと結果が出づらいのですが、身体を動かすヨガは、はじめからすっきり感を楽しめます。ヨガで身体を動かした後に、あおむけになる無空(なきがら)のポーズでリラックスする。そうすると、動いた後なので「覚醒状態になっていながら、鎮静している」という瞑想的な状態になります。

    心のベストな状態とは
    ベストな心の在り方は、元気とおおらかさのバランスが保てている状態です。元気は、頭が冴えて意欲的な状態。おおらかさは、この瞬間に起きていることをありのままに受け入れる状態。さきほどの覚醒と鎮静のイメージです。

    瞑想のエッセンス
    特におおらかさは瞑想のエッセンスです。昔は自然界のなかで生きていて、人の力ではどうしようもないことを受け入れることが当たり前でした。今は人工的で便利な社会なので、電車が遅れるとイライラしたりして、ストレスが溜まってくる。でも、おおらかに受け入れると、笑顔でいられる時間が増えますね。
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  • 家族でヨガを楽しもう
    家族で、ヨガを楽しむようになったら、それはすばらしい習慣になります。フルコースにチャレンジしようと思わなくていいです。「押し上げのポーズ」や「ねじりのポーズ」‥‥できそうなポーズから始めてみてください。親が楽しんでいる姿を見ると、お子さんは自然とまねるものです。私の子どもは3歳のころに、ひとりでマットを出してきて、ヨガをしていました(笑)。

    笑いヨガを知っていますか
    ますますストレスフルな社会になりそうです。ヨガのさまざまなメソッドを活かせると思います。たとえば、ラフターヨガ‥‥別名「笑いヨガ」は、笑いと呼吸法を組み合わせたヨガのひとつです。ポーズはとらず、笑うことで心を開放していきます。緊張してるときでも、笑うとリラックスできます。ネガティブで嫌だと思っても、笑うとポジティブになる。一瞬で心をベストな状態に切り替えてくれます。私もよく笑っています。

    食事瞑想もおすすめです
    テレビなど外側の刺激を断って、少し暗くして、素材にこだわった食事を味わう。ご飯とみそ汁だけ‥‥蒸したさつま芋もいいですね。食べものではなく「生きものの命をいただく」という意識で、一つひとつの舌ざわりや香りを深く味わう。しっかりと噛んで、集中して舌先で素材の味を感じる。食事の満足感が高まりますし、味覚が発達します。そして、食に対する意識や農家さんや料理した人への感謝が生まれます。
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  • 身体の声を聴く
    疲れを感じたときにヨガをするのは、おすすめです。凝りとか疲れを、うっとうしいものと捉えるのではなく、ゆったりとした呼吸で身体の声を聴いてあげることが重要です。「そこを動かしてくれ、休んでくれ」とか。実は、深いところにある声を聴くだけでも、ラクになるというエビデンスがあります。

    自分を労わり、家族を労わっていく
    家族や身近な人との関係性がよいことが、いちばんの幸せです。自分を労わり、家族を労わっていく。そのためには、夫婦間でも親子間でも、表面的な態度や言葉で判断するのではなく、その奥にあるメッセージを受けとめていくことが大事になります。ヨガを通して、身体を整え、心を整え、聴く力を高めて、幸せいっぱいに日々を生きてほしいですね。

    撮影:ミサワホーム「CENTURY Primore」浜田山展示場(東京都杉並区)
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profile

綿本 彰さん 写真
綿本 彰さん
日本ヨーガ瞑想協会 会長、一般社団法人ワークフルネス 理事、瞑想/睡眠系YouTuber。神戸大学卒業後、インドに渡り、ヨガ、瞑想、アーユルヴェーダを研修し、1994年にヨガ、瞑想の指導をスタート。長きに渡って日本のヨガ界をリードし、2021年に、厚生労働省が委託する働く人のメンタルヘルスポータルサイト「こころの耳」でヨガを指導/監修。現在は、日本および世界各地でヨガや瞑想の指導を行っている。「読むだけで身体と心がととのうヨガ 人生が輝く魔法のヨガ・メソッド(主婦と生活社 (2024/3/8))」、「YOGAポーズの教科書』(新星出版社)」など、著書多数。

関連サイト
綿本彰オフィシャルページ
厚生労働省 こころを整えるリラクセーションYOGA

information

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