これからの時代に求められる住まいのデザインとは? グッドデザイン賞の審査委員をつとめる建築家、藤原徹平さんと、
ミサワホームの商品開発に携わる仁木政揮さんに、日本の住まいの現状や未来について語り合っていただいた。
世界初のゼロ・エネルギー住宅をはじめ、数々の「世界初」「業界初」を生み出してきたミサワホーム。
創立から半世紀以上にわたる長い歴史は、新たな技術への挑戦の歴史といえるもの。
そして今、未来の暮らしを支える新たな住まいをめざす挑戦が始まっている。
ITの発展により、AIやIoTといった先端技術もさまざまに実用化されつつあり、
ヒトやモノ、コトにおいても新たな共有や共感を生み出しつつある。
飛躍的に進化したデジタルテクノロジーが、これまでとは全く違う「新しい自然」を生み出しつつある。
その最先端で研究に取り組んでいる落合陽一さんに、近未来の住まいの可能性についてうかがった。
未来の暮らしを見すえてデザインされた「グリーン・インフラストラクチャー・モデル」。
その特長の一つは、これまでにないさまざまな技術やソリューションが活用されていることにある。
持続可能な社会に貢献するには、住まい自体が持続可能性を追求することが必要となる。
その鍵となるのが、「可変性の高さ」だ。
地震や台風などの自然災害だけでなく、感染症対策など、これからの住まいには、
これまで以上のさまざまなリスクに対応できることが求められている。
永く住み継げる住まいには、いつまでも健康で暮らすための機能も必要だ。
「グリーン・インフラストラクチャー・モデル」では、多彩なデジタル技術の活用で、
家族の健康づくりにも寄与する住まいを提案している。
日本の住宅政策の指針となる「住生活基本計画」の見直しが実施され、閣議決定された。
これからの住まいの選び方にも密接に関係するその内容について、専門家にお話しをうかがった。