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トップ - HomeClub特集 / 住まいのイメージをふくらませる - 緑のある暮らしの魅力とは

緑のある暮らしの魅力とは

#インテリア#ガーデニング・エクステリア#健康・リラクゼーション#暮らしや趣味を楽しむ

住まいの内外に植物を取り入れて愉しむ方が増えている。
そこで今回は、植物を取り入れた暮らしについて注目してみたい。

観葉植物を住まいに取り入れる方は、どんな魅力を感じているのだろうか

観葉植物の人気ECサイト「アンドプランツ」の佐藤桃子さんにうかがった。「ひとつは暮らしの中に変化が見えることですね。たとえば、朝起きたら昨日はなかった新芽が出ていたりとか、そんな植物の成長や変化が、気持ちをすごくポジティブにしてくれます。今日も一日がんばろうって気持ちが湧いてきますよね」住まいに植物を取り入れることは、日常の心地よさや癒しとなるだけでなく、四季を愉しんだり、来客のもてなしになったりと、さまざまな価値をもたらしてくれる。「運気をアップさせたいと考えて、風水的に位置を考えて植物を置く方もいらっしゃいます。本当にいろいろな愉しみ方がありますし、育てているうちに新たな魅力に気が付いて、もっと好きになるという方も多いんですよ」中でも人気があるのは、植物をインテリアの一部にするという愉しみ方だ。「品種によって見た目も全然違いますから、植物の選び方ひとつで、部屋の印象ががらりと変わります。鉢のデザインや色も重要な要素になります。また、夜は植物をライトアップして、壁に葉の影を揺らしてみるのも愉しいですよ」。

室内で育てるポイント

手入れが決して難しくないことも、観葉植物の魅力のひとつだ。「観葉植物として販売されているものは、室内でも元気に育つ品種がほとんどなので、育てるのは決して難しくありません。ただし、室内で育てるためには、『 光 』、『水』、『風』の3つを適切に取り入れることが必要です」「光」は植物が光合成するために欠かせない要素。ただし、葉焼けや乾燥の原因になる直射日光は避け、レースのカーテン越しのような柔らかな光が望ましい。植物育成用のライトで補うことも可能だ。「水」は植物の成長と維持に必要なもので、足りないと枯れてしまう。けれど、やり過ぎは根腐れの原因になるので気をつけたい。「見落としがちなのは『風』です。葉が風に揺れることで、根が強くなるんです。サーキュレーターで代用できますが、理想は揺らぎのある "自然" の風ですね。上下、左右など、さまざまな角度から葉に刺激が加わります」

設計段階から緑を想定しよう


住まいの新築をきっかけに、観葉植物を始めるという方も多いという佐藤さん。「設計段階から、どこに植物を置くか想定しておくと、グリーンが愉しみやすくなります。たとえば、水やりがしやすくなる水廻りの動線。ハンギングで植物を飾るなら、天井に補強下地を設計しておくといいですね。また、鉢を置く場所の床をタイルにしておくと、水やりで床が濡れても、お手入れがしやすいです」戸建住宅なら、屋外の緑の見え方もポイント。借景や中庭の緑なども、室内から愉しめるように設計しておきたい。「都市部にお住まいの方の中には、お庭が広く取れないことを理由に、屋外の植物を諦めているケースもありますが、むしろ小さなお庭の方が大きな効果を感じられておすすめです」住まいは完成したときがゴールだが、植物は植えたときがスタートと語る佐藤さん。「たとえば、お庭で咲いたお花を室内に飾ったり、お友だちに挿し木としてプレゼントしたりするのも愉しいです。株分けして咲いた花が、離れて暮らす実家にもあったら、とても素敵ですよね」親子で花を育てれば、それは家の思い出となり、いつまでも忘れることのない親子の絆になってくれるだろう。「そんなつながりを生んでくれるのも、植物の魅力です。植物のある暮らしをぜひ愉しんでみてください」

佐藤桃子
ハウスメーカーの造園・観葉植物業務や観葉植物専門店の店長などを経て、2022年よりアンドプランツに所属。著書に『よくわかる観葉植物』(日東書院)他。監修本も多数。