
ミサワホームのリフォーム事業売上高は、20年度の596億円から24年度の721億円と、この5年で安定的に拡大してきている。強化しているのが、「空間展示型」のショールームだ。建材やインテリアの並列展示ではなく、ミサワホームならではの実際の住空間に近い空間展示をつくりイメージを膨らませてもらう狙いがある。


25年4月にオープンしたミサワリフォーム目黒店(東京都品川区上大崎3-5-11)は、144平方㍍のショールーム、135平方㍍の同社オフィスからなる。ショールームは、子どもを持つ都心のパワーカップルによるマンションリノベーションを想定して作りあげた。
リビングとダイニングは仕切りを設けず、家族が互いの存在を感じられる空間とした。リビングには、最近人気という水蒸気式の暖炉を設置。丸くくり抜いた折上げ天井や、暖炉上の壁は左官職人による塗りを施し、直線的になりがちなマンションの内装に有機性を持たせた。
リビングの一角には、壁のない「ながらワークスペース」と、個室ながらガラス窓を通じてリビングがみえる「集中ワークルーム」と、在宅勤務を想定した2つのワークスペースを設けた。
リビングに向いたキッチンの背後には、大収納のカップボードを設け、すべてクローゼットのように扉で隠せるようにしている。
洗濯、アイロンなどの家事効率化を図るランドリールームや、子ども用品の収納や学習スペースなどにもなる組み立て式「蔵収納」など、工夫を凝らしたデザイン、機能を提案し、感度の高い富裕層顧客に訴求する。
こうしたエリアごとのニーズに合わせた空間展示型ショールームを、今後全国各地にオープンしていく予定だ。
