(一社)日本老人福祉財団と(社福)聖隷福祉事業団が主催した第4回「有料老人ホーム実践研究会発表会」(7月5日、東京・品川)において、ミサワホームグループの㈱マザアスが運営するマザアス南柏でのトヨタ自動車との業務改善の取り組みが発表され、その内容がこのほど発行した報告書でも紹介された。

日本老人福祉財団と聖隷福祉事業団は国内老舗の有料老人ホーム事業者であり、事例発表会でマザアス南柏の事例が数ある有料老人ホームのなかから選ばれるのは意義深いことでもある。
実践研究発表会では午前・午後あわせて20事例が発表されるなか、午前の部第2グループにおいて、マザアス南柏・運営課4階の石野利幸氏が「入居者との関わりの時間を増やす業務改善活動~職員の殻を破り、新たな関わりを~」を紹介した。
この取り組みは、日々の業務に追われ入居者との関わりの時間が持てないと感じているなか、どのようにすれば入居者と関わる時間を捻出し、職員のやりがいにつながるか、また職員が自分たちの殻を破り新たな関わりをどうつくるかが目的。
1日120分の時短を目標に、朝食配膳の改善、申し送りの改善、運搬台車の改善などトヨタ自動車との業務改善活動に取り組んだ。その結果、朝食配膳の改善においては、取り組み前と後とでは35分程度時短することができた。業務改善を続けて増えた時間を入居者と散歩したり、1階テラスでお茶をするなど、入居者との新たな関わりにつながっている。また、自分の殻を破るための毎日の目標発表においては、職員が目標を発表できるようになり内容も具体的なものが増えたという。
発表後の質疑応答では、「トヨタ自動車の知見が介護の現場にどういかされたのか」、「社員の目標管理で苦労した点は」「事例を実践でも参考にしたい」といった質問や感想が寄せられ、他の法人からも高い関心が寄せられていた。
なお、この日の発表会はYouTubeでも公開している。
【開会式・午前の部】
https://youtu.be/UuraJeZbvFI
【午後の部・閉会式】
https://youtu.be/L_ua5vpcMYk


