「PLT森の学校」を開校 山梨県北杜市の森で約30名が参加
森林整備の体験を通じ、林業を知り森林保護意識の向上へ

 ミサワホームらプライムライフテクノロジーズ(以下、PLT)グループは、3月23日、山梨県北杜市で「PLT森の学校」を開催した。PLTグループ各社の社員がグループの一員としての意識を共有してもらうことを目的とする、「ONE heartチャレンジ制度」の一環。八ヶ岳南麓エリアに広がる森林での整備活動を通じて、木を利用する建築業として林業への理解を深め、森林保護の意識向上を図るのが目的だ。北杜市にはミサワホーム山梨工場があり、そのご縁から実現に至った。

記念タオルを手に参加のみなさん

 当日はJR小淵沢駅に集合し貸し切りの大型バスに乗車し、森の学校となる小金井市立清里山荘へ移動。「グループ各社社員の情報共有と懇親を兼ねて企画しており、今日は1日楽しみながら活動してほしい」との阿部校長(ミサワホーム)の挨拶の後、PLT各社を代表する実行委員の皆さんがそれぞれ挨拶。チャイムの音を合図に森の授業がスタートした。ここでは林業の仕事とはどういうものか、間伐の重要性や役割などについて学ぶ。講師は地元の林業会社として創業68年の有限会社天女山の長嶋氏が務めた。
 林業は植林から収穫するまで60~70年の長い時間が必要で、その間、「間伐」という作業が必要となる。間伐とは、森林の成長に伴い込み合った木の一部を伐採し、残した木の成長を促進する「間引き」作業のこと。植林から約30年が過ぎると必要になる。間伐は太陽の光を地面まで届け木を太く育てるための重要な工程であり、CO2吸収や災害防止、水源涵養、生物多様性など木材生産以外の重要な役割がある。
 「〝森は海の恋人〟という言葉があるように、山の栄養分は川を通じて海へ流れ、プランクトンを育む、豊かな漁場をつくる。地球の酸素の70%は海のプランクトンがつくっており、そのプランクトンを育むのが山からの栄養なのです。人工で植えた木は伐採するまで管理が必要であり、森林の整備は地球保全にも大きく影響していることを知ってほしい」(長嶋氏)。
 ドローンや3D解析など機械化やスマート化が進んできた林業とはいえ、斜面の厳しい場所での植林や間伐作業などまだまだ人の手が必要。放置された森林も多く、鹿被害も深刻なのだという。そんな林業の実態も教えてもらう。
 食堂での楽しい給食の後、午後は10人1班、計3班に分かれ、森林へ徒歩で移動し、実際にノコギリやロープで引っ張って倒す、間伐を体験した。間伐の対象となる木(カラマツ)は、細さや反りなどで見極め、どの方向に倒すかを決めて、三角の切込みをノコギリで入れていく。ロープを使って「せーの」で引っ張る、なかなか倒れない、数回引っ張ることを繰り返して、ようやくメリメリという音とともに木が倒れていく。倒れた木の破片を見ると、中はスカスカで、簡単に割れてしまった。間引いた木は再利用のため、車載できるサイズにカットし班ごとに運んでいく。広大な森林で一連の間伐作業をスピーディーにこなしている森林整備の方々へ改めてリスペクトの気持ちがわいてくる。
 我々も森の循環を担う一人なのだと胸に刻みながら帰路に着いた。

阿部校長
森林整備の様子
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