早めの備えで安心のシニアライフ!
小金井市公民会主催講座「高齢者学級」

 11月5日、小金井市公民館緑分館で、(一社)高齢者住宅協会理事の吉田肇氏が「いまから知りたい~高齢期の住まいと暮らし」をテーマに登壇した。
 この講座は、小金井市が65歳以上の市民を対象にした高齢者学級「みどり・朴の樹学級」の一環として開催されたもの。高齢者の暮らしに役立つテーマで座学や、音楽、落語など多彩なプログラムを開催しており、今回で第13回目。30名近くの市民が参加した。
 吉田氏は、近年、新型コロナウイルスの影響もあり、「介護状態になってからではなく、その前に方針を決めておこう」と考える方が全国的に急増していると話す。多くの場合、突然の病気で入院した際、ご本人が「自宅に戻りたい」と望んでも、ご家族が「もう無理だ」と判断し、その後の暮らしの選択を急に迫られる「待ったなし」の状況となる。このような事態を避けるためには、元気なうちに三つの準備が必要。
 一つ目は、「命を救う情報の保管」。健康保険証や直近の診察券・薬の情報などを、玄関横のような分かりやすい場所にまとめておくことを勧める。救急搬送された際、これらの情報がどこの病院へ搬送するかなど、命の選択を左右するためだ。
 二つ目は、「真のかかりつけ医を決めておくこと」。「主治医」ではなく、普段の生活を知り、必要に応じていつでも自宅に訪問診療してくれる「在宅療養支援診療所」を予め調べておく。
 三つ目は、「住まいの将来の方針を決めておくこと」。そのまま「住み続ける」か「住み替える」かの、どちらかの方針だけでもご夫婦やご家族で話し合って決めておく。
 「予測としては、小金井市は、30年後には要介護者が1.5倍に増えると思われるが、病院や施設も同じだけ増える時代ではない。早めの備えが、後悔しない暮らしにつながる」と訴えた。
 休憩をはさみ、前後半あわせて2時間近くの講座となったが、質疑応答では有料老人ホームの実態やかかりつけ医の探し方などに関する質問も寄せられ、皆さんの関心の高さがうかがえた。

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