グループ社員向けにセミナー
介護と仕事の両立を支援
「介護は備えられる」 事前準備の基本知識と重要性を指南

 ミサワホームは、1月22日、「MG介護と仕事の両立支援セミナー」を開催した。当日は新宿NSビルインテリアホールの会場とZoomウェビナーをあわせてミサワホームグループ(MG)社員、約300人が参加した。

インテリアホールでのセミナーの様子

ミサワホームグループ社員の7割が「介護の可能性あり」と回答

 ミサワホームが社員を対象に2024年6月に実施したアンケートによると、77.8%が「介護中」または「5年以内に介護の可能性がある」と回答。過半数が「金銭面や将来の見通しが立てにくい」不安を持っていることが分かった。
 同社では、グループ会社のセントスタッフの有資格相談員による「MG介護相談窓口の設置」や、今後はSOMPOウエルビーイング社と提携したサービスを予定するなど、介護と仕事が両立しやすい環境づくりを推進している。
 介護は自分自身だけでなく部下や同僚を含めて今後は誰もが直面する可能性があるもの。介護をする前から介護を身近に感じてもらい、介護の基本や事前準備を知り、介護に直面した際にも仕事と介護を両立できるようにとの狙いで開催された。
 講師は、ミサワホームグループの有料老人ホーム・マザアスの前社長で、現在、ミサワホーム・エグゼクティブアドバイザーの吉田肇氏が務めた。
 セミナー参加者に事前質問を募ったところ、「遠方に住む親の介護への事前準備」や、「介護保険とサービス選択」「認知症への心構えと対応」などが寄せられたという。吉田氏はこれらを踏まえて、「生活」「お金」「コミュニケーション」を柱に話を進めた。
 「介護は突然やってくるものではなく、計画的に備えられるもの」と話し、事前確認の重要性を説く。今日からできることとしては、「健康保険証」「かかりつけ医」「近所の仲間」を確認しておく。介護保険制度は介護になってからでは遅く、なる前にどういうサービスがどこで受けられるのかを役所で確認しておく。さらに、認知症のことや親のために備えられる設備など。お金の備えについては、介護費用や施設の種類・選び方、金融資産と住宅資産を合わせて確認しておくことも大切。
 コミュニケーションについては、事前質問でも「なかなか介護について切り出せない」「お金の話をすると狙っているのかと疑われる」「両親で意見が違う」「どこから手をつければいいか」など、親と子のそれぞれの想いに、苦労している様子がうかがえた。
 「吉田さんっていう人がこんな話をしていたよ、と他人のせいにしながら話してみるのもいい。自分が未来ノートを書いて、それを親にみせることで、親もじゃあやってみるかとなるかもしれない。昔は親孝行したくても親はなしって言ったものだが、今は親は長生きしている。親子で早めに備えておくことが健康寿命を伸ばし後悔のない人生につながるのでは。未来は変えられる」と語った。
 介護の現場に長年携わってきた吉田氏の経験と知識に基づくお話は説得力があり、終了後のアンケートでも「介護が身近になった」「備える重要性が理解できた」と好評だった。
 一般向けのセミナーでも事前準備の大切さを訴求する吉田氏。介護離職が全国で約10万人という現状を憂い、「働き盛りの40代、50代で困らないためにも介護の知識と事前準備は仕事との両立、ひいては一人ひとりの人生をより良いものにする鍵となるのではないか」と語る。

講師の吉田氏
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