ミサワホームは、4月15日、新モデル「MISAWA DESIGNERS’ CODE MARGE」(ミサワ デザイナーズ コード マージ、以下マージ)発表会を新宿NSビルで開催した。

ミサワホームでは、1919年にドイツに創設され、近代デザインの礎を築いた「バウハウス」の思想に共感し、1989年からバウハウス関連作品などの収集を始め、現在では日本最多の関連物を所有する専門美術館「ミサワ バウハウス コレクション」を開設した。同館は、これまでさまざまなテーマでの企画展の開催や、全国の美術館が主催する企画展へ所蔵する作品を出展してきた。
昨年、バウハウスがデッサウに移転して100周年を迎えたことを機に、バウハウスの有形・無形の資産を次世代まで広く伝えるため、特設サイトの開設やテレビCMなどのプロモーションを積極的に展開中だ。
ミサワホームの桜沢雅樹常務・商品・技術開発本部長は、バウハウスとミサワホームの共通点について、「バウハウスは特権階級のためでなく一般の人々にクオリティの高いデザインを届けるために工業化の手法を重視した。〝人が主役〟のデザインで多くの人を豊かにしたいとの思いは、ミサワホームの原点であり共通する部分が多い」と語る。
今回の新モデル「マージ」は、バウハウスのデザイン思想を具現化した住まいとして開発された。「マージ」とは、ドイツ語で「余白・ゆとり」を意味し、共働きで多忙な30~40代のファミリーが、過酷さを増す気候変動や社会的ストレスから離れ時間と心に「余白」が生まれることをコンセプトにした。
特筆されるのが、近年の夏の気温上昇をふまえ、南側の窓をしぼる代わりに北側にプライベートな庭と大開口を設けて、涼しさと開放感を両立した点。千葉工業大学望月悦子研究室とミサワホーム総合研究所の共同研究(2025年)では、南向きの開口でカーテンを併用する場合と同等の健康的な明るさを北向きの大開口でも十分得られるとのシミュレーション結果も出ている。
また、住む人が自由にインテリアへのこだわりを反映できる余白のある空間や、吹き抜けとゆるやかにつながるテレワーク空間、昨今のニーズに合わせバルコニーは設けず2階にランドリールームを集約。外観は水平・垂直で構成されたシンプルな箱型で、バウハウス・デッサウ校舎を彷彿とさせるオーバーハングを採用し浮遊感を演出した。
「シンプル・イズ・ベストな住まいとは、建物が主張せず人により添う住まい」(仁木政揮・商品開発部担当部長)。マージが目指すのもそんな住まいだ。
新モデル「マージ」は、推奨モデルプランの場合で、本体価格は5167万円(税込み)。
「全国にモデルハウスを建てる量産型の商品と異なり、WEB上のデジタル展示場などを中心に訴求していきたい」(千葉光・販売企画本部副本部長)とし、年間100棟程度の受注を目指す。




