
施設建物オーナー、介護事業者向け
ミサワリフォーム関東は、施設建物オーナーや介護事業者を対象に、3月10日、大宮ソニックシティ会議室で「介護施設の老朽化対策」セミナーを開催した。
超高齢社会を迎え介護を支える建物の老朽化に悩む施設オーナーや介護事業者に向けて、改修か建て替えか、何から準備すべきなのか、悩み解決のきっかけにしてもらおうと企画された。講師には、ミサワホームのエグゼクティブ・アドバイザーで(一社)高齢者住宅協会の吉田肇氏が務めた。
吉田氏は、介護保険制度が始まった2000年代から増えてきた介護施設も現在は築20年超と建物も老朽化、地域の人口や世代構成なども変化し、「移転新築」か「リフォームして使う」かの選択に迫られていると話す。
移転新築においては、求められる高齢者住宅のポイントを説明しながら、ミサワホームグループで手掛けた病院移転新築事例として、「ASMACI浦安」や「高齢者複合サ高住モデル」のほかショートステイ専用施設やホスピス住宅などを紹介した。
一方、改修リニューアルを選択する場合には入居者が住み続けながら行うリニューアル手法を紹介した。
具体的には長期修繕計画に基づくリニューアル内容を改修前と改修後の写真などを交えながら説明。省エネ化を実現する照明器具のLED化や、サッシガラスの遮熱フィルム、省エネ型空調や省エネ型給湯機器への更新など。また国土交通省の補助金制度として最大5000万円(設備改修は2500万円)補助する「環境・ストック活用推進事業(既存建築物省エネ化推進事業)」があると紹介。
「介護施設経営は入居者の満足度と働くスタッフの満足度も非常に重要となってくる。ミサワホームグループでは、直営30年超の実績やノウハウのもと、移転新築の土地の選定から建設、施設リニューアル、介護人材の派遣までトータルにサポートできる」(吉田氏)と訴求した。
介護現場を長年経験した吉田氏の話に、参加者は熱心にメモをとり終了後も質問したりと高い関心を寄せていることがうかがえた。ミサワリフォーム関東ではセミナーが好評だったことからアフターフォローを引き続き行うとともに、第2弾のセミナー開催も検討していきたい考えだ。


レストラン(左)からスタッフ休憩室(右)へと改修した例
