ミサワホームと高岡市「旧高岡共立銀行利活用事業」
市有財産の売買契約を締結
文化財的価値の保存と交流拡大を図る観光拠点に

調印式の様子
(右から)高岡市 市長 角田悠紀、
ミサワホーム株式会社PLTグループ 都市開発事業本部 事業本部長 大河内潤
旧高岡共立銀行の外観写真

 ミサワホームを代表とするコンソーシアムは、富山県高岡市が実施した公募型プロポーザル方式による「旧高岡共立銀行 利活用事業」(以下、本事業)において優先交渉権者に選定され、25年1月に基本協定を締結、4月25日にはミサワホームと高岡市が土地および建物に関する市有財産売買契約を締結した。歴史的建築と現代の機能を融合した新たな交流・滞在拠点づくりが始まる。

「クラフト・工芸」をテーマにホテルやレストランを計画

 「旧高岡共立銀行」は、山町筋伝統的建造物群保存地区に位置する、大正期の本格的な洋風建築。赤煉瓦や白御影石、緑青銅板葺屋根などによる外観意匠が特長的な建物で、太平洋戦争中の空襲を免れたことから、富山県内に現存する唯一の近代化産業遺産としての歴史的価値が高く評価されている。
 大正から令和にかけて北陸を代表する銀行として地域経済を支え続け今なお地域のシンボルとして広く親しまれているこの建物の有効活用を目指し、高岡市は22年3月に「旧高岡共立銀行保存活用計画」を策定、24年7月から11月にかけて本事業の公募型プロポーザルを実施した。
 これにミサワホームを代表事業者に㈱温故知新、㈱浜田晶則建築設計事務所を構成事業者とするコンソーシアムで応募し選定、基本協定の締結を経て今回の契約となった。
 本事業では、同行の文化財的価値に配慮しながら耐震補強や改修を実施。1階にレストラン、2・3階に宿泊施設を整備し、隣接地に宿泊施設を増設することで建物全体を一体的に活用する計画で、26年度に着工予定、28年の開業を目指す。
 また高岡市に古くから息づく「クラフト・工芸」をテーマに、富山県の豊かな食文化や高岡市が誇る文化遺産や伝統産業技術をいかした工芸作品などを取り入れ、当該地を起点とした周遊行動及び滞在時間の拡大を図る多彩な仕掛けを展開する。
 レストランにはレセプションスペースを併設し工芸・クラフト作品の展示ブースを設置。作品に直接触れる機会を提供するとともに、各工房やアクティビティに関する情報も発信し、工房見学や製作体験などへの参加を促すきっかけづくりを行う。
 さらに創建当時の写真や図面に触れられるデジタルアーカイブの導入や、シェアモビリティの活用による行動圏の拡大など、宿泊体験の付加価値向上を図りながら新たな観光拠点の創出を目指す。

既存建物と増築予定の宿泊施設の配置イメージ
レストランイメージパース

計画概要やイメージパースは現時点のものであり、変更される場合があります。

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