
ミサワホーム静岡は、6月16日、ホテルグランヒルズ静岡で「MISAWAーMBPフォーラム」を開催した。第一部講演はミサワホーム前会長で現在(一社)環境共生まちづくり協会会長を務める竹中宣雄氏、第二部講演は慶應義塾大学の竹中平蔵名誉教授が登壇。ミサワホーム静岡の事業報告も行われ、不動産会社、税理士等の士業、金融機関、地元有力企業などビジネスパートナー約400名が集った。これまでの支店ごとの開催から今回はオール静岡での開催とし、より幅広い業種、より多くの取引会社の方々が集い情報交流、懇親を深め合った。





主催者を代表しミサワホーム静岡の榎本裕二社長は、いま懸念しているのはトランプ関税が日本経済や静岡の経済にどう影響していくか、地価や建築費が上昇しているなかで消費マインドはどうなっていくのか。しっかりと見ていきながら皆さんとも情報共有していきたい。ミサワホーム静岡は真の地域密着をスローガンに掲げ、地域のステークホルダーとの連携を強固にすべくトップセールスを展開している。「皆さんと情報交流しながらもっと事業を深化させ、ともに発展し地元の発展に役立てばと思う」と挨拶した。
講演会に移り、ミサワホームの竹中宣雄前会長が「住宅事業の課題」と題して講演。パンデミックとレジリエンス、脱炭素、少子高齢化など住宅産業を取り巻く環境変化や構造変化の課題にどう対応していくか。いま検討中の住生活基本計画や業界からの提言内容も交えながら、良質な住ストック、担い手育成、住リテラシー、住宅版車検制度、エンボディドカーボン、残価保障など、これからの建築のあるべき方向性を示すキーワードを上げ、説明した。
第二部講演は竹中平蔵名誉教授が「激変の世界と日本の政治経済」と題して講演。トランプ関税、情報の分断、戦争など世界は激動であるが日本にはささやかな追い風が吹いていると言う。例えば熊本や北海道への台湾の半導体企業の進出は日本経済に追い風となる。この20年間で米国を除く世界のGDPシェアは欧州は2分の1、日本は4分の1へ縮小。根本的な財政大改革が必要であり追い風があるうちに取り組めるかが重要と持論を述べた。
ミサワホーム静岡からは、戸建事業、開発事業、資産活用事業、リフォーム事業について各責任者が案内した。最新物件の紹介、JR三島駅、富士駅の再開発プロジェクトの進捗、中古買取再販、ペット可アパート、オフィスや旅館など非住宅リフォームの事例など幅広い事業内容を紹介し、事業連携を促した。
この後懇親会へ移り、ミサワホーム静岡の小林健専務は日頃の支援協力に謝辞を述べるとともに、大いに情報交換、懇親を深めてほしいと挨拶した。
放夢会の会長を長年務める成岡工業の成岡武志専務は、ミサワホーム静岡との30年来のお付き合いを振り返りながら「ミサワの仲間が一堂に会すフォーラムは毎回楽しみだ。若い頃、ミサワの仲間とはどんな山でも越えられると思ったものだ。AIの時代になろうとも人が人に届ける情報、信頼、熱量こそが、コトを動かす大きな力になると思う。皆さんにもミサワの人間力を感じとっていただいて大いに情報交換してほしい」と挨拶。乾杯の発声で思い思いの歓談の場へと移った。
