洗面所が臭い時の原因は?悪臭解決へのチェックポイント!

毎日使う洗面所では、嫌な臭いがすると不快な気分になってしまいますよね。洗面所から発生する臭いの原因はいくつか考えられます。その原因やお手入れ方法などを詳しく解説していきます。

01.洗面所の臭いの原因は?

洗面所の臭いはシンクや洗面台の排水溝、洗面所下の排水管や洗濯機の排水などが原因となっています。まずは原因元を突き止めることから始めましょう。

シンクや洗面台の排水溝が原因の場合が多いです

シンクや洗面ボウルに石鹸カスや歯磨き粉などの汚れが付着していると、ぬめりやカビが繁殖して臭いを放つ場合があります。排水口部分やその奥のゴミ受けに髪の毛や汚れが付着していると臭いの原因となるので、こまめに汚れを除去しておくことが大事です。

さらに洗面台の下は排水管がつながっています。排水管の真ん中付近はカーブしており予め水が溜まるようになっています。

それは、下からの下水の臭いや虫などが上がってこないようにするためです。この水が乾燥や長期間の洗面台未使用によりなくなってしまうと、下水の臭いが上がってきて洗面所の悪臭の元となってしまうこともあります。

洗濯機の排水口や洗面台の下の収納が原因の場合も

洗面台の横などに洗濯機を設置している家庭も多いものです。洗濯機にも横や下に排水口がついています。

排水口に石鹸カスやほこり、髪の毛などの汚れが付着し、蓄積されてぬめりや雑菌が繁殖して臭いを放っている場合があります。また、下水のような悪臭がする場合は排水トラップが原因とも考えられます。

排水トラップとは、洗濯機の排水口に水を溜めておくための受け皿のようなものです。排水トラップ自体がない、また排水トラップがあっても水が溜まっていないと下水の臭いが遮断できずに上がってくることがあるため、臭いの原因となるのです。

さらに、洗面台の下の収納スペースから臭いを感じることもあります。収納の扉を開けると悪臭がする場合、洗面台下の配管や排水管に損傷が見られる、設置の仕方が悪い可能性があるでしょう。

排水管の根元の床と排水管の境目は、臭いが漏れないようにぴっちり接着しているので、通常であれば隙間を防臭ゴムでしっかり埋めてあります。防臭ゴム自体設置されていない、ゴムが劣化、損傷している場合は臭いが漏れている可能性が高いです。

他にも洗面所においてあるバスタオルやマットなどが臭いの原因となる場合もあります。

同じタオルを数日使っている、タオルやマットが生乾き状態のまま使っている場合は雑菌が繁殖して臭いの元となるのです。タオルやマットはこまめに洗濯し、しっかり乾かすようにしましょう。

02.臭いの原因の解決方法は?

洗面所の臭いを解消するためには原因にあった対処法をとることが大事です。できる範囲で掃除やメンテナンスを行ってみましょう。

洗面ボウルの汚れを掃除しよう

シンクや洗面ボウルは主に洗顔やメイク、ヘアスタイリングや歯磨きなどによる皮脂やファンデーション、整髪剤などの油汚れや水垢、水道水の含まれるカルキ、石鹸カスなどの汚れが付着しています。油汚れは酸性、石鹸カスなどはアルカリ性なので汚れの性質が異なります。

どちらの汚れにも効果的なアルカリ性の重曹と、酸性のクエン酸の両方を使って掃除するのが効果的です。肌が荒れやすい人はゴム手袋を着用しておきましょう。

まずスプレーボトルに水200ml、クエン酸小さじ1杯を入れてよく混ぜます。洗面ボウルやシンクにスプレーをかけて上からラップをかぶせてください。

3分程放置するとアルカリ性の石鹸カスなどの汚れが浮き上がります。ラップを外し、残っている黒ずみは油汚れなので、今度は重曹の粉を振りかけます。

そして、スポンジで汚れをこすり落とし、水で流して乾拭きをし、水気をとれば終わりです。水気があると水垢ができてしまい、ぬめりの原因となるので必ず掃除後は水分を除去しておくのがポイントです。

ゴミ受けや排水口の汚れが原因の場合

排水口やゴミ受けの汚れや髪の毛を、使い古した歯ブラシなどで掻き出して取り除いておきます。

重曹とクエン酸を混ぜ水を加えることで二酸化炭素が生成されて発泡し、泡が汚れを吸着し落としやすくしてくれる作用があります。

手順としては、排水口とゴミ受けに重曹を撒いて、その上からクエン酸を振りかけます。水を少しずつ加えると泡が出てきます。

一気に水を流すと発泡する前にクエン酸と重曹が流れてしまうので気を付けてください。そのまま5分~20分程放置すると汚れが徐々にとれてきます。

その後、水で洗い流し、残った汚れを古い歯ブラシでこすり落とします。最後に水垢がつかないように排水口周りの乾拭きを忘れないようにしましょう。

防臭パーツのゆるみや破損が原因の場合

洗面台下の排水管と床の隙間を埋める防臭ゴムなどのパーツは、ズレたり劣化により亀裂ができるなど破損したりすることもあります。破損があれば、自分で防臭ゴムを購入し簡単に取り換えることが可能です。

排水管の根元に排水プレートが付いている場合は、取り外してから防臭ゴムを取り付け、戻しておきます。防臭ゴムの種類は豊富でホームセンターなどで購入できます。

ただ、厚みや大きさなど種類がたくさんあるので、サイズを間違えるとはまらなかったり、隙間ができたりする場合もあるので注意が必要です。排水管の口径を測定してサイズにあったものを選びましょう。

床と排水管の隙間をパテで埋める方法もあります。隙間の周辺を水拭きして汚れを落とし、乾かしてから隙間に合わせてパテの形を作り、埋めていきます。上から軽く押してしっかり接着させてください。

さらに補修テープを使う方法もあります。耐水性のある補修テープはホームセンターなどで購入できますので、隙間に合うような幅の補修テープを選んでください。

パテを埋める場合と同じように隙間周りの汚れをとり、乾かしてから隙間ができないようにテープをしっかり張っていきます。パテよりも簡単にできるのでおすすめです。

洗濯機周りの臭いが原因の場合

洗濯機の排水口付近には、洗濯機から出る服についたほこりや糸くず、洗剤のカスや砂、髪の毛などがつきやすいため、汚れの原因となります。汚れが排水口に溜まると、水が流れにくくなり雑菌が繁殖して臭いが発生してしまうのです。

排水口や排水トラップに溜まったゴミを取り除き、汚れは使い古した歯ブラシでこすると落ちます。弱アルカリ性の重曹を振りかけてこすることで、ぬめりの原因となる皮脂汚れに含まれるたんぱく質を分解して落とせるので活用してみましょう。

後は水で洗い流せばキレイになります。

03.洗面台の臭いが発生する前に予防しよう

洗面台は予め予防策を講じておくと、ある程度臭いを予防することが可能です。できることから取り入れましょう。

洗面台が臭くなる前にやっておきたい予防法

洗面台からの臭いを予防する方法は、簡単にできることばかりなのでぜひ試してみてください。

洗面台専用の消臭剤は置いておくと予防になります。さらに、洗面台に吹きかけておくと除菌や消臭をしてくれる市販のスプレーもあるので、予防策候補のひとつにしておいても良いでしょう。香りが苦手な人は無香料タイプがおすすめです。

また汚れを蓄積させないために、こまめに掃除をすることが大切です。殺菌、消臭作用のある重曹は水垢落としにも最適です。シンクや洗面ボウル、排水口やゴミ受け、洗濯機の排水トラップなども定期的にゴミを取り除いて、重曹で汚れを落としておいておきましょう。

そして排水管内の汚れは市販のパイプクリーナーを使います。排水管についた髪の毛やぬめり、カビなどを除去して流れをスムーズにしてくれます。

月に2回位の頻度で排水管を流すと良いです。市販のパイプクリーナーを使用する際には、塩素系と酸性のものを混ぜると有害なガスが発生して大変危険なので十分気を付けましょう。

04.排水管クリーニングサービスを利用するのもおすすめです

これまで紹介した箇所の汚れを除去したり、臭い対策を行ったりしても洗面所の臭いが解消されない場合もあります。そんな時は専門のクリーニングを利用することも検討しましょう。

長年溜まった汚れが臭いの原因ならプロに任せよう

長年汚れが蓄積している場合は、自分で掃除しても臭いの元がとれない場合もあります。例えば自分では手が届かない排水管の奥の汚れは、汚れ自体を見つけるのも困難です。

また排水管を自分で分解するのは難しく、元に戻せずに困るケースもあるかもしれません。専門の排水管クリーニングサービスに任せると排水管の構造にも熟知しているので、分解や組み立ても可能なため安心です。

また、専用の道具や洗剤を使って効率よく汚れを落としてくれます。自分で無理に行うと取り返しがつかないことにもなりかねないので、一度プロへ依頼してみるのも良いでしょう。

ウチノコトサービス

排水管洗浄サービス

排水管クリーニング(3箇所パック)

上記商品は排水管クリーニングとセットでご注文ください。

  • 作業内容:キッチン・浴室・洗面所の排水管洗浄と排水トラップの分解洗浄
    (外まわりの排水枡の点検・洗浄付き)
  • キッチン・浴室・洗面所ともに 1ヵ所になります。
  • 作業目安時間: 2〜3時間(3ヵ所)/1名
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※排水管洗浄の作業特性上、洗浄ノズル(ホース)等が入れられない詰まり状況などは見積提示の上、対応させていただきます。
※建物配置や排水経路により、洗浄方法が異なる場合がございます。
※汚れ、においについて完全除去が難しい場合がございます。
※本サービスをご利用いただいた場合でも、お客様自身での日々のメンテナンスが必要です。
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