平成9年にクリニックを開院後、居宅介護支援事業所、通所リハビリ、訪問介護、グループホーム、小規模多機能型居宅介護を地域密着型サービスとして展開してきました。地域完結の介護を達成するために、"住まい"の必要性を強く感じていました。その時、ミサワホームからダイレクトメールが届き高齢者の生活を支えたいという思いを実現するため今回の計画に踏み切ったといいます。
ミサワホーム担当者の細かい説明や助言のおかげで安心して計画を進められたという院長。
開設地はクリニック・グループホームなど、同法人の施設に隣接しています。安全・安心して生活ができると、建設中から多くの問い合わせ・申込みがあり、口コミなども手伝って満室となりました。
建築DATA | ||||
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敷地面積 |
1465m2 (443坪) | 延床面積 |
849m2 (256坪) | |
構造・規模 | 鉄骨造 2階建 | 開設 | 2012年 |
入居当時は元気な方も、段々と介護・医療が必要になることを見据え、入居者に配慮した建物が完成しました。室内は全面バリアフリーでカーペットを敷き、転倒しても衝撃が少ないように配慮。フロアごとにカーペットの色も変え、視覚でも階が分かるようにしました。
居室内の洗面は、シンク下の扉を外すことができる為、車椅子が必要になっても利用可能です。
スタッフがいつも入居者の様子を見守る事ができるよう、事務室を建物の中心に配置。24時間スタッフが常駐し、緊急時は隣接クリニックと連携し、対応することができます。
また、入居者の方がお亡くなりになった場合、1階にお見送りができる集会室を設けました。
地域の景観を損なわないよう、低層でシックな色合いの建物は、地域包括の拠点となりました。