札幌市中心部に薬局や介護サービス、生活支援施設を集約したサービス付き高齢者向け住宅が完成しました。JR北海道様が所有地の有効活用を模索していたところ、ミサワホームが医療・介護事業を提案した結果、長年培ったノウハウと、特に北海道での実績を評価され、パートナーとして選択されました。本事業はミサワホームが採択を受けた国交省による「平成21年度第1回高齢者等居住安定化推進事業」のモデル事業でもあった為、補助金を受けられた他注目度も高く、立地も申し分がなかった事もあり、自立型の住戸においては申込者数が5倍という部屋も出るほどの人気となりました。
建物は階数によって区分されており、1階は事務所、2~4階は要介護対応の「マザアス札幌」、5~10階は自立対応の「BLAN JR」となっており、自立型に入居している方でも、将来移り住みが可能です。
建築DATA | ||||
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敷地面積 |
1865m2 (564坪) | 延床面積 |
8402m2 (2541坪) | |
構造・規模 | RC造 10階建 | 開設 | 2012年 |
北海道は冬の降雪や広大な大地といった地域性から中心部における高齢者住宅の需要は根強く、その中でもミサワホームは早くから取り組んでおり、一日の長があります。それに加え、㈱マザアスが北海道へ進出する事も手伝い、今までのノウハウを最大限に生かした建物が実現しました。
生活支援としては、従来の訪問介護のほか、札幌市ではまだ数少ない「24時間定期巡回随時対応型訪問介護/看護」の指定を受け、介護が必要な方は切れ目のないサービスを受ける事も可能です。マザアスの理念は「介護施設」ではなく、「住まい」という視点に立った新発想。今後もその理念をもとに、高齢者が安心して快適に過ごせる"わが家"づくりを進めていきます。