人口約10万人、新潟県のほぼ中央に位置する三条市。豊かな森林と水資源に恵まれた地に、「あさひ邸」はオープンしました。
運営するのは、約10年前より訪問介護事業をはじめ、デイサービスセンター、ショートステイ等を手がけてきた介護事業者様。時代に合わせた試みの中で、"地域包括ケアシステム"という制度に注目し、地域に根付いた事業を構築すべく計画に至りました。折しも遊休地の有効活用を考えていたオーナー様とタイミングも一致したことから、オーダーリースによって高齢者住宅の計画が実現しました。
建築DATA | ||||
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敷地面積 |
1327m2 (401坪) | 延床面積 |
1500m2 (453坪) | |
構造・規模 | 木造 平屋建て | 開設 | 2014年 |
開設するにあたって思い見たのは、高齢者が地域で生活を継続する限界を引き上げる事にどこまで関与できるか、という事でした。そのためには提供するサービスも在り来たりではなく、何ができるか提案していく中で、定期巡回・随時対応型訪問介護看護にたどり着きました。サービス付き高齢者向け住宅とはなにかではなく、どう活用するのかを追求した結果でもありました。
「あさひ邸」では入居者にとって単なる共同住宅でなく、ご近所と暮らし続ける本当のコミュニティにしたいという想いがあります。安心・安全な暮らしに24時間の介護と生活支援は必須で、事業者指定を受ける事には、安定したサービスを提供する上でも大きな意味を持ちます。
医療と介護に対応できる高齢者住宅。地域での核となるべく運営を続けていきます。