10年の勤務を経て、生まれ育った故郷での開業を検討していた院長。相談していた医療機器メーカーから紹介を受けたのがミサワホームでした。
自宅併用でクリニックを建てることが出来て、交通量の多い土地を探していましたが情報は少なく、土地探しは苦戦しました。そんな中、商業施設に近く、交通量も多い売地をミサワホームから紹介され、開業するならここだと決定しました。
ホームドクターとして安心してもらえるようにと、希望があれば往診も行うという院長。ご家族と納得してもらえるまで、しっかり話をして、治療にあたるのがスタイル。自宅併用にしたのも、近くにいた方がご家族も安心という考えから決めました。
建築DATA | ||||
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敷地面積 |
695m2 (210坪) | 延床面積 |
208m2 (62坪) | |
構造・規模 | 2×4工法 2階建 | 開設 | 2013年 |
木を基調とした外観は、入りやすさと、温もりを感じて欲しいとの院長の思いから決定しました。入口前にはドッグランを設置し、入院中でも動けるスペースとして利用。ベンチを置き、飼い主同士コミュニケーションを取れる”だんらん”の場所としても提供している。
待合室の窓ガラスに描かれたマークは、人の顔で、だんらんや温かさを演出している。動物病院の場合、犬や猫のマークになりがちだが、あえて人の顔としたのは、人ありきで治療を行うという意味から。
感染症患者には、待合室を通らずとも診察室や入院室に入れる入口を設置し、感染防止に努めた。
そして、診察スペースと待合スペースの床色を分けてメリハリをつけるなど細かい場所へも配慮。患者だけではなく、飼い主もリラックスできるよう配慮した空間は、地域に必要とされる動物病院となった。