「建売を購入」編

建売住宅には、住宅メーカーなどが行う大規模開発のものと、地元の工務店が建てた比較的小規模のものの2種類あります。後者の方には仲介会社を通すものもあり、その場合には仲介手数料がかかります。契約が土地・建物を併せた一回ですむ点が土地から買う場合と大きく異なります。

建売を購入する場合の特徴

  • 住まいを自分の目で確認できる
    間取りをはじめ、廊下の幅や階段の手すりなどの内装、庭や駐車場のスペースなどを確認できるので、イメージに合う家を購入できます。購入する際は、隣家との距離や日あたりなども要チェック。
  • 購入後すぐに住む事ができる
    引き渡しが完了すれば、すぐに入居することができます。また、工期が延びてスケジュールがずれ込まないというメリットもあります。もちろん工事期間中の借家の家賃も必要ありません。
  • 物件の総額がわかりやすい
    建売住宅の表示価格は、土地と建物の合計額です。仕様の変更で建築費が増えるということもなく総額が一目瞭然なので、資金計画が立てやすいというのもメリットのひとつとなっています。
  • 施工会社の信頼性=物件の信頼性
    建売住宅は特に慎重な施工会社選びが必要です。住宅の欠陥には、基礎をはじめ目に見えない構造部分のものも多くなっています。保証やメンテナンスの制度がどうなっているか、事前に確認しておきましょう。

ここがポイント

できればほかの現場も見せてもらう

建売住宅はすでに完成している物件なので、建物をつくる過程を確認することができません。
そこで同じ住宅メーカーや工務店が施行した家を見学させてもらいます。建材に体によくない素材を使ってないか、床にたわみが生じてないか、または床・壁・柱などの水平垂直などをしっかり確認したいものです。
ここで少しでも不審な点を見つけたら、施工会社に問い合わせてみることが大切です。

品質に信頼のおける会社を選ぶこと

戸建住宅の場合は、住みはじめてからのメンテナンスがあるので、購入後も施工会社とは長くつきあっていくことになります。
そういう意味でも信頼できる会社を選んでおきたいもの。一応の目安となるものに、新築物件の10年間瑕疵保証が義務づけられた品質確保促進法に基づく性能表示があります。住宅性能表示をするには多少費用がかかりますが、心配であれば利用してみてもいいでしょう。

「いい土地いいおうちの選び方」カタログ、差し上げます。
詳しくは、このパンフレットをご覧ください。
土地からご計画を進めてゆかれる方へ、どのようにご計画を進めてゆけば良いのか詳しく解説します。いろいろなケースにおける失敗しないポイントを紹介します。