「定期借地権を購入」編

「定期借地権付き住宅」とは、地主から期限付きで借りた土地に建てる住宅のことをいいます。50年後には更地にして返却しなければなりませんが、土地を所有する場合に比べて総予算を抑えることができます。建替えも転売することも基本的には可能です。住宅ローン控除も受けられます。

定期借地権付き住宅を購入する場合の特徴

  • 少ない予算でマイホームが手に入る
    土地を購入してマイホームを建てる場合に比べて、おおよそ6割から7割のコストですみます。保証金は期間満了とともに返還されるので、その一部は土地を更地に戻す際、家の解体費用に充てることもできます。
  • 質が高い住まいづくりが可能
    土地代を低く抑えられる分、住宅にお金がかけられるので、ワンランク上の住まいづくりが可能となります。将来の資産形成よりも50年間の暮らしを優先するなら、そのメリットは大きいといえるでしょう。
  • 時間的、空間的ゆとりを確保できる
    経済的負担を軽くできる分、「広い」「駅に近い」「環境がよい」など、より条件のよいマイホームを手に入れることが可能です。大きな庭でガーデニングを楽しんだり、伸びやかな環境で子育てができます。
  • 積極的な情報収集が重要
    定期借地権は新しい制度ですので、まだ物件は希少です。よい物件を探すためには積極的な情報収集が必要です。建物部分については公庫を利用できるなど、資金計画の情報も知っておくことが必要です。

ここがポイント

実績のある会社を選びましょう

定期借地権は平成4年8月1日からの新しい制度ですので、販売実績があり確かなノウハウをもっている会社を選びたいものです。
なかでもおすすめなのが、大手ハウスメーカーが区画整理事業地に定期借地権を利用してつくった分譲住宅です。
一区画当たりの面積も広く、街並みも美しく整備されているので、建物の広さ・空間を楽しみたいなら検討してみる価値もあるでしょう。

長持ちする家を建てるのがポイント

契約期間中でも、基本的には地主への通知だけで建替えや増改築が行えます。
また、借地権や建物の譲渡も可能です。ただし、定期借地権の契約には地上権と賃借権の2種類があり、前者の場合は地主に通知するだけで譲渡できますが、後者の場合には、地主から譲渡の承諾を得ることが必要となります。さらに、契約期間中に契約者が亡くなった場合でも、残りの期間を相続人が引き継ぐことができます。

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