トップ - HomeClub特集 / 住まいのイメージをふくらませる - ミサワホームの防災住宅 [1]
2025.07.31
近年の大地震では、震度7以上の揺れが短時間に二度発生したケースがあり、最初の揺れには耐えたが、二度目で倒壊した建物もあった。そんな地震に対しても、倒壊した住まいが一邸もない※1というミサワホーム。その秘密は、「木質パネル接着工法」にある。ジェット機にも採用されているモノコック構造を住まいにも活かすという画期的な工法だ。この実績だけでもすごいのだが、ミサワホームが目標とするのはその先をゆく防災住宅。そこで生まれたのが制震装置「MGEO」だ。めざすのは内装仕上げ材の損傷ゼロ。実際に大地震に遭ったミサワホームのオーナーさまからは、壁紙の損傷すらなかったことに驚いたという声が寄せられている。木質パネル接着工法は断熱性や気密性にすぐれていることや、強い構造体ゆえに空間設計の自由度が高いことも特長だ。防災用品や非常食の備蓄にも適した大収納空間「蔵」を好きなフロアに設計できるのも、この特長があるからだ。
壁紙などの内装仕上げ材の損傷までもゼロにすることをめざして開発された制震装置。地震エネルギーを最大約50%軽減し、建物の変形量と振動収束時間を2分の1に抑える制震性能を実現し、繰り返す余震に対しても変わらぬ効果を発揮する。ミサワホームの耐震構造の住まいと組み合わせることで、住宅の倒壊や損傷を防ぐだけでなく、その後の補修費や復旧にかかる費用削減にも貢献。2024年4月からはミサワホームの住まい全棟に標準搭載されている。
「MGEO」の高減衰ゴムで揺れを軽減する制震技術は、歴史的な建造物にも役立てられている。2016年の熊本地震で大きな被害を受けた熊本城では2018年の耐震改修工事でこの制震技術を採用。大天守・小天守の最上階に設置されている。
政府が等級を新設するなど、関心が高まる断熱性能。ミサワホームでは最高等級「7」から「6」「5」までの断熱仕様を用意。性能と住み心地のバランスを考えた住まいづくりが可能。高断熱・高気密により、災害時にエアコンが停止した場合でも、室温の低下や上昇を抑えることができる。
微気候デザインとは、光や風などの自然の心地よさを積極的に取り入れ、より健康的な住まいをつくる設計手法。ふだんの快適性に貢献するだけでなく、災害時に電力使用が制限された場合も、エアコンの使用を抑えながら快適な室内環境をつくることが可能に。
ミサワホーム独自の収納空間。床面積に算入されない※4ため、居住面積を犠牲にせず収納力を拡大できる。圧倒的な収納力で、モノを出しっぱなしにせずに済み、いつもの暮らしをすっきりと美しく維持。家族全員分の膨大な量の非常食や防災用品も丸ごと収納可能だ。
*大収納空間「蔵」はミサワホーム株式会社の登録商標です。
※1 地盤に起因する被害、地震に伴う津波や火災による被害は除く。
※2 「MGEO」に採用されている住友ゴム工業(株)の制震技術。
※3 「蔵」は居室としての使用はできません。
※4 自治体により「蔵」を床面積に算入する場合があります。