トップ - HomeClub特集 / 住まいの計画を立てる - 木材、設計、生産・施工、デザイン ミサワホームの住まいをつくる品質と性能
2024.12.31
かつての日本の住宅産業にあった多くの課題を解決し、日本の住文化に大きな貢献を果たしてきた工業化住宅。その最大のメリットは、高品質で高性能な住宅を、より多くの消費者に安定的に供給できるようになったことだ。そのメリットを最大化させるため、さまざまな取り組みを独自に行っていることも、ミサワホームの木質工業化住宅の特長といえる。取り組みは住まいの素材である「木材」を調達する段階から始まっている。一般的な住宅メーカーでは製材メーカーから木材を購入するケースがほとんどだが、ミサワホームは30年も前の1994年に、環境先進国フィンランドに自社工場を設立。供給の安定化に加え、徹底した品質管理や森林資源の100%有効活用など、さまざまなメリットを発揮している。設計段階では、「型式適合認定」という厳しい基準によって、すべての住まいが大地震でも倒れない強靭さを発揮する性能を確保。「型式適合認定」取得には膨大な実験などが必要なため、認定を活用した設計をする住宅メーカーは極めて少なく、これもミサワホームの独自性のひとつといえる。
そのほか、創立時から推進してきた工場生産で蓄積した高品質・高効率のノウハウや、一邸ごとに住まいを設計・生産する「完全邸別生産方式」という生産体制、さらには職人の技量や天候に左右されにくい施工品質についても、ミサワホームが半世紀以上かけて磨き上げてきたものだ。そして、見逃せないのが、業界随一のグッドデザイン賞受賞実績を誇るデザイン力。見た目の美しさだけでなく、新しい暮らし方の提案や、社会課題の解決まで目指すデザインは、ミサワホームの住まいの真骨頂といえるだろう。これら4つの取り組みに、どのような独自性があり、どんな価値が実現されているのか。次ページから、さらに具体的に見ていこう。
身近な住宅素材の中で最もバランスが良い「木」。ミサワホームでは環境先進国フィンランドに自社の製材工場を設立し、調達段階から高い品質や供給の安定化などを追求。
高度な専門知識が要求される現代日本の住まいづくり。ミサワホームでは「型式適合認定」を取得することで高度な設計手法をルール化。すべての住まいで最新の高性能を実現。
厳格な品質管理のもとで木質パネルを生産する「工場生産」によって、大工などの職人の技量の差や天候などに左右されにくい、すぐれた施工品質を実現。施工期間の短縮にも貢献。
高強度のモノコック構造となる住まいは、設計の自由度の高さも特長。ゆとりあふれる大空間や開放感いっぱいの高天井、たっぷり採光できる大開口などのデザインが可能だ。