トップ - HomeClub特集 / 住まいのイメージをふくらませる - いつどこで発生してもおかしくないと言われている大地震
2025.07.31
[宮城県 Oさま邸]
大地震と大津波によって、未曾有の被害をもたらした東日本大震災。「地震では、観葉植物の鉢植えが倒れたのと、仏壇の花瓶が割れただけでした。地震だけだったら、うちは全く問題ありませんでした」とOさまは振り返ります。地震発生直後に安全な場所に避難していたOさまご家族でしたが、残してきた愛犬を心配したお父さまが、ひとり自宅に戻ります。そこで津波に遭遇。間一髪2.5階の寝室に避難したものの、水が引かずに2日間も閉じ込められてしまいます。その後ボートで救助され、無事に家族のもとへ帰ることができました。「ここは住宅密集地でしたが、うちだけポツンと残りました。よくこの場所で家が残ったねって言われます。津波で半壊してしまったけれど、親父を守ってくれたこの家に本当に感謝しています」
大津波で一部が壊れてしまったものの、倒壊することなくお父さまを守り抜いたOさま邸。
住まいの壁に大きな文字で記された、ご家族の無事を喜ぶオーナーさまのメッセージ。
[熊本県 Kさま邸]
震度7の揺れが短時間で二度も発生した熊本地震。被害家屋の中には、一度目の揺れには耐えたものの、二度目で倒壊したというケースも少なくありませんでした。そんな巨大地震に対して、Kさまのお住まいは、壁紙の損傷すら発生しないほどの強さを発揮しました。「地震のときには、ミサワホームの家にしてよかったと心から思いました」当時のことをそう振り返るKさま。Kさまの奥さまも、「この家が私たちを守ってくれる」と強く感じ、地震直後に、実家のご親族を自宅に呼び寄せたそうです。災害発生後、Kさまのもとに全国の知人から支援物資が集まりました。膨大な量でしたが、大収納空間「蔵」のおかげで、厚意をムダにすることなく、しっかりと受け止めることができ、「つながり」の大切さを実感したというKさまです。
震度7の揺れに、びくともしなかったKさま邸。新築時には担当者の勧めで地盤補強も実施。
「あの大きな地震で壁紙にも損傷がなかったことは本当に驚きでした」と語るKさまご家族。
[石川県 Yさま邸]
元日のおだやかな午後に、何の前触れもなく発生した能登半島地震。外出先で大きな揺れを感じ、衝撃を受けたというYさま。不安を抱えながら帰宅してみると、徒歩数分の旧市街地は、ほぼ壊滅状態。Yさま邸の隣地に建つお寺にも、1階が完全につぶれてしまう甚大な被害が。そんな中、ほとんど無傷で大きな揺れを耐え抜いていたYさま邸。Yさまご家族は、避難所に避難することなく、ご自宅での生活を継続。さらには、近隣の方のために住まいの一部を一時的な避難所として提供し、延べ30名の方を3週間近くにわたって受け入れました。インタビュー中、ご自身の無事を喜ぶよりも、周囲の方の心配を語ることが多かったYさま。そんなYさまのお住まいは、近隣の暮らしに言葉では表せない安心と希望をもたらしたはずです。
近隣住人の8割近くが避難所に避難する中、自宅での生活を継続できたYさまの二世帯住宅。
ご家族の暮らしを守るだけでなく、近隣の方々の安全にも大きな貢献を果たした住まい。