トップ - HomeClub特集 / 住まいのイメージをふくらませる - 趣味をより楽しむためにインテリアにもこだわりを
2021.06.04
町田ひろ子アカデミー 町田瑞穂ドロテアさん
料理や読書、クラフトワーク、釣りやサーフィンなどのアウトドアまで、暮らしを豊かにする趣味を大切にしている方も多いはず。趣味を取り込み、自分たちだけのインテリアづくりを楽しみませんか。たとえば料理が趣味の場合は、食器や調理器具、スパイスや保存容器などをディスプレイして「見せる収納」にすれば、使いやすいうえ、キッチン廻りのインテリアとしても楽しめます。お客さまが多いご家庭や、ダイニングを利用して教室を催す機会のある場合なら、キッチン廻りを扉などで「隠す収納」にすることで、いつでもすっきりとおもてなしができます。趣味を活かしながらインテリアに役立つ家具の一つが、本棚です。いつでも気軽に本を読みたい、好きな音楽を聴いて過ごしたい、自作の作品や旅の記念品などをディスプレイしたいといった場合には、本棚を上手に利用したいもの。本棚にはさまざまなデザインや素材、色があり、部屋のインテリアテイストに合ったものを選べば、空間に調和します。造り付けの本棚なら、高さも幅も空間に合わせることができるので、より収まりがよくなります。本棚近くにデスクを設けたり、廊下の壁面を利用したり、空間の仕切りにしたりすることもできるので、実用的でもあります。また、釣り竿やサーフボード、自転車といったアウトドア用品なども、インテリアアイテムとして楽しむことができます。玄関やリビングなどに置いたり、壁に掛けたりす
ることで空間のアクセントになり、ご家庭の個性を演出してみてはいかがでしょうか。
まちだ・みずほ・ドロテア スイス生まれ。武蔵工業大学工学部建築学科卒業。一級建築士。インテリアデザイナー。日本の住宅メーカーをはじめ米国の設計事務所RTKL International ltd.にて勤務。2000年帰国後より、町田ひろ子アカデミーにて教育・商品企画・インテリアデザインなどに関わる。英国ロンドンにあるKLC School of Designでインテリアデザインとインテリアデコレーションのディプロマ(資格)を取得。海外の経験を活かし、日本の住空間にあったデザイン・コーディネイトをめざし、多方面で活躍。毎年英国インテリアデザイン研修を開催している。