トップ - HomeClub特集 / 住まいのイメージをふくらませる - エクササイズやサイクリングなどを楽しむ 毎日の健やかさのための空間
2022.03.23
使用する器具は使うたびに出し入れするのは面倒なので、置きっぱなしにできるスペースがあれば、なおいいだろう。汗をかくことが多いので、床には掃除がしやすい素材を選びたい。インターネットでインストラクターと対面しながら楽しむ場合なら、スマートフォンやタブレットが置けるスペースや電源の確保も必要。運動をリビングで行おうとすると、家族に気兼ねすることも多いので、できるならマルチに使える空間を用意しておきたい。
最近人気の趣味といえば、自転車だ。大切な自転車は外には置きたくないけれど、中に入れると室内が汚れてしまう。そんな悩みを解決するのが、土間空間。屋外と土間の段差がなければ、自転車の出し入れもしやすい。整備で汚れた手を居室に入る前に洗えるよう、水栓を用意しておこう。
室内を緑で彩ることも「健」の趣味の一つ。植物があると、心も身体もリラックスできる。高天井の大空間なら、背の高い植物も置け、配置も自由に楽しめる。限られた床面積を有効活用するなら、壁や天井に飾るのもおすすめ。あらかじめ壁や天井を補強しておこう。
道具を置いたり、手足を伸ばしても余裕のあるスペースにするためには、できれば4畳半以上の広さの専用スペースを確保したい。床は汗や汚れを拭きやすい素材がおすすめ。またタブレットなどを置くスペースやプロジェクターで映像を映せる壁があれば、レッスン映像を見ながらヨガやエクササイズができる。
自転車整備では油などで床や手が汚れやすいので、手やウェスを洗えるシンクを設けておくと便利。また、汚れてもいいヴィンテージ感のあるインテリアにしておくと、汚れが「味」になり、さらに心地よい雰囲気に。
空間づくりのポイントは、植物の生育に必要な風通しと陽当たりを確保すること。また、天井や壁を補強しておけば、宙に植物が浮いているように見える「ハンギングプランター」も可能に。どの位置に飾るかを検討して、新築時に補強しておこう。