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Special Interview

趣味の空間は人と人をつなぎ
心豊かな暮らしを応援する

#インテリア#暮らしや趣味を楽しむ

趣味を楽しめる住まいがもたらす喜びとは。多くの方が抱える住まいづくりの悩みとは。
豊富な経験を持つ建築士に、趣味を楽しめる住まいづくりについて語っていただいた。

趣味は人とのつながりを育む

住まいを建てたのをきっかけに、新しい趣味を始めたりこれまで以上に趣味を楽しんだりという人は多い。ミサワホームでは、そんな家族を全力で応援する住まいづくりにも力を注いでいる。
「実は建築士である私自身も、趣味の楽しさを広げたいと考えて家を建てた一人なんです」
そう語るのは、ミサワホームの商品開発に携わる仁木政揮さん。ご自身の趣味はクルマだ。
「所有しているのは1960年代につくられたイタリアの大衆車です。古いこともあって、すぐ壊れます(笑)。でも、直してあげるのが楽しいし、壊れること自体も愛おしくなってきます。庭先で整備をしていると、ご近所の方が声をかけてくれることもよくあります。人とのつながりを生んでくれるのも趣味のいいところですね。現代は共感の時代といわれますが、好きなことを楽しんでいる姿に共感してもらえるって、これほどうれしいことはないですよね」


趣味よりも家族の暮らし?

趣味を楽しみたいと考えるお客さまのために、数多くの住まいをデザインしてきた仁木さん。そこで感じたのは、多くが共通の葛藤を抱えているということだ。
「趣味をもっともっと楽しみたい。けれど、家族の暮らしは絶対に優先しなければいけない。その葛藤から、趣味の空間をつくることを遠慮してしまう方が多いんです。確かに自分だけで趣味を楽しんでいては、家族に理解されません。理想の住まいづくりを実現する秘訣は、新しい家での暮らし方のイメージを家族みんなでしっかり話し合うことですが、これは趣味についてもいえます。趣味をどんなふうに楽しんでいるのか、自分にとってどれだけ価値や意味があることなのか。それを家族に理解してもらうことが大切です。そこで共感が生まれれば、両立させるためにはどんなプランにすればいいのだろうという気持ちが家族にも湧いてきますよね」
そこから先は建築士の腕の見せ所だ。たとえばみんなが程よい距離感を感じながら趣味を楽しめたり、あるいはオンとオフを切り替えられるように、とことん趣味に没頭できる空間をデザインしたりと、家族それぞれの関係性や趣味に対する距離感・価値観などに合わせて、最適なプランを設計する。
「気をつけているのは、趣味に閉じこもってしまう空間にしないことです。かつて、子どもが子ども部屋にこもってしまう『孤室』という社会問題が話題になりましたが、趣味に没頭しすぎると似たような問題が起こりかねません。つながる余地を適度に残しておくことが大切です」


親が楽しむ姿は子の学びに

家族に遠慮しながら、見えないところで趣味を楽しんでいては、共感されることはない。むしろ積極的に楽しんでいる姿を見せることで共感が生まれ、家族同士の理解も深まっていくはずだ。
「かつての日本では、親が背中で人生を語って子どもに教えるといった家族観がありましたが、今は時代も変わりました。本気で打ち込める好きなことを見つけられない子どもが多いという話を聞くこともあります。これからの時代は、本気で楽しむ自身の姿を子どもに見せることで、人生を豊かにする術を教えることが、親の大切な役割の一つかもしれませんね」
社会の価値観も多様化し、趣味の楽しみ方も幅広くなった。たとえば、スマートフォンで動画サイトを見るのが趣味という人も多い。そんな家族には、趣味の空間を設けるよりも、家族みんなが心地よい距離を保ちながら、思い思いの楽しみ方ができる空間デザインを重視した方がいい場合もある。
「趣味の楽しみ方は人それぞれ。住まいづくりの正解は、家族の数だけあります。一人ひとりの楽しみ方に合わせて、それを全力で応援すること。それがミサワホームの住まいづくりなのです」



仁木政揮(にき・まさき)
ミサワホーム株式会社 商品開発部 チーフデザイナー。一級建築士。新商品コンセプト構築、企画開発、モデル棟の建設などに携わる。